信用スコアのお試し版のような感覚で使えるLINEスコアとは

2019年6月27日にLINE株式会社から「LINEスコア」が発表されました。

LINEスコアは、アメリカや中国では消費者の生活に直接関わることの多い「信用スコア」の一種となっております。

LINEのアプリをインストールしている人は多くても、LINEスコアの存在を知らない人は多いのではないでしょうか。

LINEをインストールしている人ならウォレットタブの中にLINEスコアというのが追加されているはずです。

この記事では、そのLINEスコアと信用スコアとは何なのか。LINEスコアを利用することでどのようなメリットがあるのかを説明していきます。

笑顔で「コチラ」と言っている先生
この記事の執筆
カドロン編集部 氏
お金を借りるときの最適なカードローン選びを提案するサイト、カドロンの編集部。
元クレジットカード会社勤務から元信販会社勤務など専門家も在籍。
その他、楽器店でローン申込を担当していたライターや、主婦ライター、FP候補生など
バラエティに富んだメンバーで運営しています。

LINEスコアとは

LINEスコアは、2018年11月にLINE Financialとみずほ銀行、オリエントコーポレーションの3社が提携することによって開始された信用スコアです。

実際にサービスが開始されたのは2019年6月27日からで、今後このLINEスコアと他のサービスがどういう風に連動していくか注目されています。

LINEスコアの数値は最小値が100で最大値は1,000です。

信用スコアとは

信用スコアとは、主に個人の性格や能力、過去の経験などからその個人の信用をAIが数値化したスコアのことです。

信用スコアという言葉は、日本の消費者にはまだ浸透していないかもしれません。

しかしアメリカでは、企業が人員採用の際に信用スコアを参照することもある程、社会に影響を与えるようになっています。

また、中国では信用スコアによっては賃貸物件の契約で敷金が不要になったり、レンタルサービスを利用する際のデポジット(保証金)が不要になったりと、消費者の生活に直接関わることが多くあります。

ひとことポイントのイメージ

日本では、ソフトバンクとみずほ銀行が共同出資して2016年に日本では初となる信用スコアのJ.Score(ジェイスコア)を設立し、2017年9月25日からサービスを開始しました。
しかし、J.Scoreは現在個人向け融資の審査にのみ使われているため、一般的にはまだまだ信用スコアが浸透していないのが現状でしょう。

LINEスコアで得られる特典

LINEスコアを始めることによって以下の3つのメリットがあります

1. LINEスコアの数値でLINE Payでのポイント還元率が下がる
2. LINEスコアを始める事で様々な特典キャンペーンに応募できる
3. LINEスコアの数値によってLINE Pocket Money利用の条件が良くなる

では、それぞれ詳細に説明していきます。

LINE Payのポイント還元率が変わる

LINE Payには元々、マイカラーという制度があります。

色はホワイト、レッド、ブルー、グリーンの4種類です。

マイカラーは、前月にLINE Payで支払いを行った金額によって変わり、マイカラーによってLINE Payで決済した時のポイント還元率が変わります。

一番優遇されているカラーはグリーンで決済時のポイント還元率は2%となっています。

グリーンになるための条件は、前月のLINE Payでの支払額が10万円以上です。

毎月10万円以上の決済をLINE Payで行うというのは、中々厳しい条件のように思えますよね…。

しかし、算出したLINEスコアによっては無条件でグリーンになることができます。

スコアによるマイカラーの振り分けとポイント還元率は以下のとおりです。

LINEスコア マイカラー ポイント還元率
626~725 ブルー 1%
726~1000 グリーン 2%

ラインスコアが726点以上になれば、毎月LINE Payで10万円以上使わなくてもマイカラーがグリーンになり、LINE Payのポイント還元率が2%になります。

LINE Payのマイカラー制度

LINE Payの基本的なマイカラー制度の種類と条件がこちらです。

カラー 条件 ポイント還元率
グリーン 前月の合計決済額10万円以上 2%
ブルー 前月の合計決済額
5万円から9万9,999円
1%
レッド 前月の合計決済額
1万円から4万9,999円
0.8%
ホワイト 前月の合計決済額
0円から9,999円
0.5%

もし、算出したLINEスコアの数値が726以上であれば、マイカラーは無条件でグリーンになり、ホワイトの4倍の還元率を得ることができます。

LINE Payを元々使っていて、マイカラーがブルーやグリーンでない方は、自分のスコアを算出するだけで得する可能性があるので、LINEスコアを試してみましょう。

様々な特典が得られる

LINEスコアの診断やLINEスコアの公式アカウントを友だち追加するだけで様々なキャンペーンに応募することができます。

7月24日現在で応募できるキャンペーンは以下の2つです。

Airbnbで使える2,000円引きクーポン を5千名(抽選)へプレゼントキャンペーン
(期間:2019年7月10日〜 2019年8月6日)
セサミストリートコラボLINEスタンプ!スコア診断でGET
(期間:2019年7月9日~2019年8月7日)

また、今後も多数の特典を順次開始予定とのことなので、特典も要チェックです。

【今後順次開始予定の特典】

Oisix食材セット60%OFF
オリコ入会特典+1,000オリコポイント進呈
クローバーラボの初月の月額費用20%OFF(最大3,960円OFF)
コメ兵で、購入5,000円以上で1,000円OFF、買取5,000円以上で1,000円UP
ストライプインターナショナルの新規会員1か月無料レンタル枠1枠増枠
Subsclifeの初月の月額利用料5,000円クーポン
DMMいろいろレンタル1,000円クーポン
LIFULLインテリア2,000円クーポン

LINE Pocket Moneyの利率と利用額が変わる

まだ詳細が出てはいませんが、今夏からサービスを開始すると発表されている個人向けの少額融資サービス「LINE Pocket Money」で、融資を受ける際にかかる利率と限度額がスコアによって変わります。

ちなみに、LINEスコアと同じ信用スコアであるJ.Scoreは、スコアによって貸付利率(年率)は0.8%から12.0%、契約極度額は10万円から1,000万円まで変わります。

LINEスコアはどのぐらい変動するのでしょうか…。期待したいところです。

LINEスコアの始め方

LINEスコアの始め方は、まずはLINEアプリの中のウォレットタブ内の「スコア」をタップします。

そして「スコアを診断する」をタップするだけでスコアの算出を始めることができます。

はたしてこのスコアは、どのように算出されているのでしょうか。

LINEスコアの算出方法

まず、LINEスコアを始めた段階で最低100ポイントがもらえます。

そして次に15の質問に答え、その答えに応じてポイントが加算されていく仕組みとなっています。

その質問の内容がどのようなものかを紹介します。

質問の内容

初めに聞かれる15の質問は以下の通りです。

1. 生年月日
2. 性別
3. 結婚しているか
4. 子供はいるか
5. お住まいの住居タイプ
6. お住まいの住居の所有状況
7. 現在の居住年数
8. 同居している家族の人数
9. 現在の業務形態
10 現在お勤めの職種
11. 現在お勤めの業種
12. 現会社にいつから務めているか
13. お勤めの企業の規模
14. 昨年のおおよその年収
15. 保険証種別

それぞれ回答の真偽を裏付ける資料等の提出の必要はありません。

質問に答え終わった段階で即座にスコアが算出されます。

本当のことを答えるかは質問者にゆだねているという感じですね。

個人を特定できるような質問ではなく、この質問の結果がどのようにスコアに反映されるかは公表されていないため、すべて正直に答えるようにしてください。

LINEスコアを上げる方法

また、LINEスコアの点数にはLINEのトークや通話、タイムラインは影響されません。

LINEスコアサービス開始の発表の際には、メッセージ内容は会社側でも見ることはできないと強調していました。

LINEのトークやタイムラインで、LINEを褒め称えてもスコアに影響することはないということですね。

これからLINEでのサービスを利用するにあたって、LINEスコアの数値が影響することは多くなっていきそうです。

であれば、LINEスコアはできるだけ高くしておきたいですよね?

15の質問で決まったLINEスコアは、算出後に自分で上げることもできます。

現在わかっているLINEスコアを上げる方法は、LINE Payの本人確認を完了することと、LINE家計簿を週に一回つけるということです。

LINE Payの本人確認にいたっては下記いずれかの確認を行えば20スコアが加算されます。

・スマホでかんたん本人確認
・銀行口座の登録+身分証の確認
・郵送で本人確認
※2種類以上の本人確認を行っても加算されるスコア合計は+20までとなります

どちらの方法も、翌週に20スコアが加算されるため、LINEスコアがあと20でマイカラーがブルーになるといった人は、LINE Payかんたん本人確認を行うか、LINE家計簿を始めてみてください。

LINEの投稿はスコアに影響しない

また、LINEスコアの点数にはLINEのトークや通話、タイムラインは影響されません。

LINEスコアサービス開始の発表の際には、メッセージ内容は会社側でも見ることはできないと強調していました。

LINEのトークやタイムラインで、LINEを褒め称えてもスコアに影響することはないということですね。

LINE Pocket Moneyとは

LINE Pocket Moneyは、2019年夏ごろからサービス開始を予定する個人向けの融資サービスです。

申し込みから借り入れ、返済まですべてアプリ内で完結できるということと、LINEスコアの数値によって利率や利用可能額が変わるというのが現在わかっている特徴です。

大手金融会社から融資を受けにくいという人でも、LINEスコアの数値によっては借り入れができるかもしれません。

「少額」というのがどの程度なのかまだ明らかになっていないため、どのようなタイミングで使うべきかはまだわかりません。

ただ、アプリ上で借り入れから返済まですべて完了する手軽さから、給料日直前の生活費払いのためなどには便利そうです。

まとめ

アメリカや中国では、信用スコアという文化がすでに消費者の生活に影響する程に普及しています。

その信用スコアの事業を日本人の80%以上が利用しているLINEが始めたというのは大きなニュースです。

LINEユーザー限定で、個人を特定できない程度の質問に答えるだけで利用できるLINEスコアは、まるで信用スコアのお試し版のようなイメージです。

そして、LINEスコアはこれからくるであろう信用スコア文化への足掛かりとなるのではないでしょうか。

スコアの算出も、LINEの利用もお金はかかりませんので、信用スコアの文化をLINEスコアで感じてみてはいかがでしょうか。

笑顔で「コチラ」と言っている先生
執筆者からのコメント
カドロン編集部

信用スコアと同じように海外では普及しているが、まだ日本では普及していない文化に「キャッシュレス」があります。

アメリカをはじめ中国やイギリスは、すでに現金よりもクレジットカードや送金アプリでの決済比率の方が多くなっています。

日本には新しい技術や文化が海外で安全性が確認されたものから入ってくるという流れになることが多く、この信用スコアについてもそうなることが予測できます。

流れに乗り遅れる前に、いち早くLINEスコアを試してみてはいかがですか?