Bank Pay(バンクペイ)が2019秋にスタート!どんなスマホ決済アプリなの?

最近、新しいスマホ決済サービスが続々と出てきています。

そのスマホ決済サービスの中には、銀行が運営する「銀行系」と企業が運営する「企業系」の二種類があり、新たな企業や銀行の参入が続いていて競合は激化する一方です。

日本のキャッシュレスの割合はわずか18%で、アメリカでは50%を超えています。

まだまだ成長の余地が見込めるこの市場は、企業や銀行が利益を得る大きな可能性を秘めており、参入が続いているというわけです。

そのおかげで、利用者側は決済アプリの種類の多さによってどのアプリを選んだら良いかわからないという状況が生まれています。

Googleで「スマホ決済アプリ」と打ち込むと比較サイトやランキングサイトばかりが出てくるという現実が利用者側の迷いを表しています。

そんな中、2019年秋から「Bank Pay(バンクペイ)」という新しい銀行系の決済アプリのサービスが開始されるという情報が!

この「Bank Pay」というのはどういったアプリなのか、現段階で公表されている情報からわかるメリットやデメリット、そして世間の声をまとめてみました。

笑顔で「コチラ」と言っている先生
この記事の執筆
カドロン編集部 氏
お金を借りるときの最適なカードローン選びを提案するサイト、カドロンの編集部。
元クレジットカード会社勤務から元信販会社勤務など専門家も在籍。
その他、楽器店でローン申込を担当していたライターや、主婦ライター、FP候補生など
バラエティに富んだメンバーで運営しています。

Bank Payとは

Bank Payとは、2019年秋からサービスを開始する予定のQRコード決済アプリです。

国内の銀行で構成されている日本電子決済推進機構が運営しています。

「オールバンク」をコンセプトに掲げるBank Payには、最大1000行もの銀行が参加する見込みで、最終的にはすべての銀行で利用できるようにするという目標があります。

仕組みとしては、登録した銀行口座から直接その場で支払い金額を引き落とす「デビットカード」での決済と同じような仕組みになっています。

ちなみに、GMOペイメントゲートウェイの決済システム「銀行Pay」とは名前が似ていますが、全く別のものです。

Bank Payのメリット・デメリット

10月からサービス開始予定のBank Payには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリットデメリットのイメージ

現在わかっているサービスの詳細から、まずは利用者側のメリット・デメリットをまとめていきます。

メリット

Bank Payのメリットは以下の4つです。

メリットのイメージ

・最大1000もの金融機関で利用できる
・クレジットカードのように使いすぎる心配がない
・チャージの必要がない
・会員証やポイントカード等と支払い機能を連携させることができる

では、それぞれ詳細に説明していきます。

最大1000行の銀行で利用できる

日本では、Bank Payの他にも、LINE PayやPaypay等のQRコード決済アプリが急速に成長を遂げています。

しかし、1000行の銀行で利用可能なサービスは今のところBank Payの他にありません。

今までLINE PayやPaypayといったアプリが、自分の利用している銀行に対応していなかったために使えなかったという人でも、Bank Payなら利用できるというメリットがあります。

クレジットカードのように使いすぎる心配がない

Bank Payを利用すると、利用した金額は銀行から直接その場で引き落としされるので、クレジットカードのように支払えない程の請求が来るなんていうことは起こりません。

日本では、国民の87%がクレジットカードを保有しているにも関わらず、実際の利用率は12%です。
この数字は現金社会である日本の、後払いというシステムに対する抵抗というものが現れているように思えます。

しかし、Bank Payならその場で即時引き落としとなるため、「買い物の直前にATMで現金をおろして購入する」という行為とほとんど同じです。

これなら、今まで後払いに抵抗のあった人でも使いやすいのではないでしょうか。

チャージの必要がない

他のQRコード決済アプリのほとんどは、利用する前に一度お金をアプリの中にチャージしてから使う「プリペイド式」です。

しかし、Bank Payの場合は自分の口座から直接引き落としになるため、利用する前にお金をチャージする必要がありません。

長く使っていると、お金をアプリにチャージするという一手間が面倒になってくるものです。

その一手間が必要ないというのもBank payのメリットでしょう。

会員証やポイントカード等と支払い機能を連携させることができる

Bank Payは、Bank Payの機能を小売企業などに開放し、各企業のショッピングアプリなど企業独自のアプリ内でも、銀行口座からの支払い機能を利用できるようにするとしています。

これによって、このアプリ一つがあれば会員カードやポイントカード等のかさばるカード類を持ち歩かなくて済むようになりますね。

このように、Bank Payには現金支払いにはないメリットが備わっています。
今まで電子マネーや〇〇ペイという後払い決済に抵抗があったと言う方も、これだけメリットがあれば、使ってみようかなと思ったのではないですか?

では、実際この秋からBank Payを利用するために、メリットだけでなくデメリットも確認しておきましょう。

デメリット

デメリット、注意点のイメージ

Bank Payには、メリットもあればデメリットもあります。

それは、Bank Pay自体にポイントがつかないということです。

LINE PayやPaypayは、使うだけで利用額の数%はアプリのポイントとして利用者に還元されます。

しかし、今のところBank Payにはまだそういった情報はありません。

また、決済にスマホを必要とするので、スマホの充電が切れていたり、壊れてしまったりした場合は使えないというのもデメリットです。

 

Bank Payにポイントサービスがあれば、各お店のポイントサービスとダブルでポイントが獲得できるようになり、ますます利用者が増えていきそうですよね。

利用者が増えると、お店側も「Bank Payに対応しよう」と思うようになり、利用できるお店もどんどん増えていきます。

 

ところで、Bank Payに対応する加盟店にはどんなメリットがあるのでしょうか。

加盟店側のメリットも確認しておきましょう。

加盟店側のメリット・デメリット

お店側がBank Payに加盟するメリットは以下の3つです。

・売上の管理が簡単になる
・専用端末不要で利用できる
・会員証やポイントカード等と支払い機能を連携させることができる

では、それぞれ詳しく説明していきます。

売り上げの管理が簡単になる

販売店の場合、閉店後のレジ締め等で現金を数えたり、計算したりする作業は時間がかかるものです。

例えば、クレジットカード分の売上は、控えを確認してクレジット会社に送付しなければなりません。

Bank Payでの決済であればお金の流れは必ず記録されるので、後から手間なく確認することができます。

Bank Payの比率が多くなれば多くなる程、お金の計算、管理にかかる時間は少なくなっていくでしょう。

また、現金を扱わないことによってつり銭の渡し間違いによる差異や、トラブルを避けることができるというのも大きなメリットです。

専用端末不要で利用できる

お店がBank Payによる決済に対応する方法は4種類あります。

・タブレットを使う
・お客のQRコードを読み取る
・ステッカーを設置する
・レジのスキャナを使う

タブレット端末がある場合、タブレット端末に「Bank Pay加盟店用アプリ」をダウンロードし、QRコードを表示させれば、あとはお客さんがそのQRコードを読み取るだけで決済可能となります。

また、お客さんのスマートフォンに表示されたQRコードをタブレット等が読み取るだけでも利用可能です。

「じゃあタブレットがないと利用できないの?結局端末がいるじゃん…」

そう思われたオーナーさんや店長さん、安心してください!

タブレット端末が用意できない場合は、Bank PayのQRコードステッカーを設置するだけで、Bank Payによる決済に対応可能です

また、POSレジのスキャナでお客さんのスマートフォンに表示されたバーコードを、読み取るだけでも決済可能。

専用の端末を用意しなくてもいい手軽さは、Bank Payの大きなメリットです。

バンクペイのご利用イメージ

また、公式サイトでは「QRコードステッカーの場合は導入コストがゼロ」と明記してありました。
QRコードステッカーでのBank Pay導入は、サービスである可能性が高いですね。

会員証・ポイントカード等と支払い機能を連携させることができる

「さっきも読んだぞ」という声が聞こえてきそうですが…。

会員証・ポイントカード等と支払い機能を連携させることができるというのは、加盟店側にとってもメリットとなります。

キャッシュレスが普及していけば、財布を持たずに出かける人も増えてくるのではないでしょうか。

そして、財布の中に入っているポイントカード類も持たなくなる人も多いでしょう。

そうなると、企業がせっかく作った会員証やポイントカード等の販促機能を無駄にしてしまうことになります。

Bank Payなら企業のポイントカードと連携させることができるため、スマホさえあれば顧客にポイントカードを利用してもらうことができます。

決済手数料が未定なのは難点

Bank Pay決済による売り上げにかかる決済手数料が未定というのは、Bank Pay導入を考えているお店にとっては悩みどころです。

導入にかかるコストが0円というのは、大きな強みですが、決済手数料は他の決済アプリと同じようにかかるはず。

Bank Payでは、この決済手数料の割合がまだ発表されていないため、店舗側も導入に対する本格的な検討はしにくいでしょう。

サービス開始したらどうなるのか

現在Bank Payは、銀行ペイとの連携を検討しています。
連携が決まれば、銀行ペイによるスマホ決済サービスを展開しているゆうちょ銀行の「ゆうちょPay」や横浜銀行の「はまPay」、福岡銀行の「YOCA! Pay」と加盟店の相互開放が行われることになり、多くの店舗で利用できるようになります。

みずほ銀行のJ-Coin PayやGMOペイメントゲートウェイの銀行Pay等の銀行系の決済アプリは、銀行が運営しているというだけあり、確かに信頼性が高いです。

しかし、企業の決済アプリと比べると加盟店が少なく、実用性に乏しいアプリが多いのも事実。

Bank Payなら、店舗側が0円でBank Payを導入可能というメリットもあり、加盟店は他の銀行系のQRコード決済アプリよりも多くなると予想できます。

多くの店舗で利用できるなら、企業の決済アプリは不安で使っていなかったという層も、安心してBank Payを利用することができるでしょう。

Bank Payに関する世間の声は?

 

では、キャッシュレスに関心のある人はBank Payに対してどのような感情を抱いているのでしょうか。

TwitterでBank Payに関する投稿を調査してみました。

やはりポイントが欲しいという声が多数

「ポイントが欲しい、ポイントがないと使わない」といったような内容のツイートが多く見つかりました。
いくつか見てみましょう。

安心感はあるけどやっぱりポイント欲しいな
20年経過しても普及しなかったデビットカードのスマホ版。支払いサイトを先送りできるわけでもポイントが付くわけでもなく即時口座引き落としだけがメリットならばデビットカードの二の舞
今のところナンチャラペイは還元ポイントにしか目がいかないので当面はメジャーペイになれないんじゃないかなー

Bank Payは、信頼性は高いのですが、やはりポイント還元といったシステムがないのは痛手です。

これまで企業が提供してきた決済アプリのほとんどにはポイント還元のシステムがあったため余計にポイントが欲しく感じるのでしょうか…。

期待の声

Bank Payに期待してる。
今秋から始まるらしいBank Payに期待!中国のWechat Payに近い印象。
個人間のやり取りもすごい便利だったから使えるようにして欲しい!
Bank Payなるものが10月を目処にオープンするようです。全国の銀行・信用金庫・農協などが加盟するQRコード決済のようです。
加盟店の充実と既存の口座との連携のしやすさがポイントとなると思うので期待したいと思います。

Bank Payは利用可能な銀行数が1000行を超えるというのもあって、これからの加盟店増加も見込めます。

他のスマホ決済アプリでは対応していなかった地方銀行等でも、そのまま登録して使えるというのも強みですね。

2019年10月からはキャッシュレスでお得に

日本の政府は2027年までに日本でのキャッシュレス決済比率を、現在の18%から40%まで引き上げ、ゆくゆくは80%まで引き上げるという方針を立てています。

それに伴い、2019年10月1日の消費税の増税から2019年6月末までの期間は、消費者が中小企業との取引でキャッシュレス決済を行った場合、決済額の5%をポイントとして還元するという政策が施行されることが決定しています。

中小企業の内容や、対象はまだ発表されていないため詳しい情報は出ていませんが、キャッシュレスを利用できるようにしておくだけで、ポイント還元という形で得をするというのは間違いありません。

これまで現金主義だったという方も、いよいよ本気でキャッシュレス決済について検討するタイミングが近づいてきているのではないでしょうか。

まとめ

 

Bank Payは、LINE PayやPaypay等の企業が運営しているQRコード決済アプリとは違って、銀行が運営しているQRコード決済アプリになります。

銀行が運営しているQRコード決済アプリは、他にみずほ銀行の「J-Coin Pay」やGMOペイメントゲートウェイの「銀行Pay」、SBIホールディングスの「Money Tap」などがあり、それぞれが参加銀行、利用者を募っている状態です。

さらに、企業が開発しているQRコード決済アプリも含めると、どのアプリで始めるか迷ってしまう程、QRコード決済アプリの種類は多様になっています。

 

オールバンクを掲げるBank Payが、キャッシュレス決済戦国時代にどう切り込んでいくのか、今後も注目していきたいところです。

笑顔で「コチラ」と言っている先生
執筆者からのコメント
カドロン編集部

キャッシュレス社会を実現したい政府の意向や各企業、各銀行それぞれの狙いが入り乱れ、競争が激化している決済アプリの開発は、いつまで続くのでしょうか。

これからキャッシュレス決済を始める利用者としては、いっそ一つにまとまって欲しいと思っている人も少なくないはず。

Bank Payなら、そういった利用者の要望を叶えてくれるかもしれません。