銀行カードローンの限度額は年収と関係あり

更新日:2019/05/31
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銀行のビルのイメージ「銀行のカードローンでいくらまで借りられるのか」

これは低金利の銀行カードローンを利用したいと思っている人ならみんな気になっていることですよね。

カードローンは最も手軽に利用できる金融商品ですが、その中でもメガバンクなどの金融機関が発行する低金利の銀行カードローンは消費者金融より優先して申し込みしたいカードローンです。

銀行カードローンの利用限度額は銀行によっても様々ですが、申込者の年収や借入状況にも左右されます。

今回は銀行カードローンの利用限度額と年収との関係について詳しく解説します。

銀行カードローンの限度額と年収の関係

チェックポイントを示すりん先生まずは銀行カードローンの利用限度額は、年収によってどのように変わるのかを具体的に検証します。

利用限度額は年収でどう変わる?

銀行カードローンの利用限度額は10万円単位~100万円単位で審査によって決定され、その利用限度額を決めるために年収は重要なポイントになります。

10万円のカードローンと100万円のカードローンを比較するとよくわかります。

当然100万円のカードローンを利用する人は返済能力が高い必要がありますね。

カードローン審査で返済能力の高さを最も簡単に判断できるのは年収です。

そのため年収が高いほど利用限度額を高く設定できるようになります。

しかし、同じ銀行カードローンでも利用限度額の上限は銀行によって違いがあります。

主な銀行カードローンの最大限度額比較

ここで主な銀行カードローンの最高借入限度額を比較してみましょう。

銀行カードローン名 最大借入限度額
三菱UFJ銀行バンクイック 500万円
みずほ銀行カードローン 800万円
楽天銀行スーパーローン 800万円
オリックス銀行カードローン 800万円

上記の表を見ると利用限度額が高いカードローンを選ぶとお得なような気がしますが、申込者がすべて最大の利用枠を与えられるわけではありません

むしろ最大の利用枠はごく一部の人にしか与えられない例外的なものであると考えましょう。

最大利用枠はそれなりに高年収でないと与えられず、利用枠の決定には審査も大きく影響します。

限度額と年収の関係

納得する係長利用限度額を決定する要素としては年収が重要。その理由は年収に対する返済率で限度額を決めるからです。
返済率や返済比率という言葉は住宅ローンでよく目にします。
簡単に説明すると年収に対する年間返済総額の比率のことです。

例えば年収300万円で毎月5万円のローンを返済している場合、年間返済額は60万円となります。

そのため返済率は下記のように計算できます。

60万円÷300万円=20%

返済率が低いほど返済に余裕があると判断できるので、年収の高さが限度額の決定には大きな影響があるのです。

返済率の計算にはカードローン会社によって他社利用分も含めたり、場合によってはクレジットの返済も含めたりする場合もあります、

一般的に返済率の限度は30%~40%と言われていて、これを超える場合は審査の通過自体が難しくなります。

それでは具体的に返済率と年収の関係について検証してみましょう。

返済率と年収で利用限度額はどう変わる?

次の2つの例で年収と返済率がどのように利用限度額に影響するのか考えてみます。

年収1,000万円、他社借入500万のAさん
年収300万円、他社借入なしのBさん

年収に対する借入金額の比率ではAさんは50%、Bさんは0%になりますが、返済率では年間の返済額で比率を算出します。

Aさんの毎月の返済額が20万円の場合

Aさんが毎月20万円支払っているとして計算すると、返済率は以下のようになります。

Aさん:240万円÷1,000万円=24%

借入比率では50%と圧倒的に高いAさんですが、返済率では適正の範囲に収まっています。

さらに年収から年間返済金額を差し引くと、Aさんは760万円、Bさんは300万円となるのでAさんは生活費を差し引いても返済能力に余裕があることがわかりますね。

つまり返済率で考えると基本的に年収が高い人ほど利用限度額も高くなるという結果になります。

ただし審査では他の審査項目も影響するので、AさんとBさんの審査結果によっては利用限度額が逆転することもあります。

銀行カードローンの限度額も総量規制される?

総量規制のイメージ消費者金融系のカードローンには総量規制があり、年収の1/3を超える貸付は禁止されています。

それでは銀行カードローンについては、この総量規制がどのように影響するのでしょうか?

銀行カードローン自主規制の現状

総量規制は貸金事業者(消費者金融、クレジット会社などのノンバンク)を対象とした規制なので、銀行カードローンはその規制対象外です。

しかし、日弁連が金融庁に提出した意見書をきっかけに、銀行カードローンについて金融庁の調査があり、その調査結果を受けて全国銀行協会が以下の報告がありました。

銀行カードローンに関する消費者意識に関する報告|全国銀行協会

この報告では銀行カードローンを利用している消費者の現状をアンケートにより調査した結果が報告されています。

銀行カードローンがどれくらい総量規制の影響を受けているのか、以下の数値を見ると明らかでしょう。

●借入総額の年収の1/3以下の比率

銀行カードローンを利用している人(1,964名) 64.4%
銀行カードローンだけを利用している人(601名) 72.9%
銀行カードローン&貸金業の利用している人(1,363名) 60.7%
貸金業のみ利用している人(484名) 78.3% 

総量規制は他社のローン残高を含めて年収の1/3以下にするという規制ですが、銀行カードローンだけを利用している人でも70%を超える人が年収の1/3となっているので、銀行の自主規制は貸金業法の規制にかなり近づいていることがよくわかりますね。

実際に七十七銀行の77カードローンでは借入極度額を前年の税込年収の1/3以内にすると公式サイトで公表しています。

消費者金融の限度額は?

貸金業法で規制されている貸金業者は、消費者金融を中心としてクレジットカード会社や信販会社も含むノンバンクと呼ばれている業者です。

消費者金融から借り入れするときは、貸金業法の規制により年収の1/3が

ただし、事業性融資や借り換えローン、担保融資の残高は含まないと言った例外はあります。

また、他社の利用残高には、残高ゼロのカードローンやクレジットカードのキャッシング枠も含まれるので注意しましょう。

銀行カードローンは規制の対象外ですが、自主規制によって消費者金融の貸付限度額に近づいています。

年収の高さは審査よりも限度額に影響

これまで年収と利用限度額について説明しました。

次に審査との関係について解説します。

年収の高さは審査よりも限度額に影響する

ビビる若手社員銀行カードローンを作りたい人にとって最も気になるのは、年収が低くても審査を通過できるのかということです。

銀行ローンは消費者金融カードローンに比べると審査基準が高い印象がありますが、それほど極端に審査基準が高いわけではありません。

もちろん個人信用情報機関に事故情報が登録されている場合は、審査は通過できませんが、毎月の最低返済金額(約定返済額)の支払いが可能であれば、年収が低くても審査を通過する可能性はあります。

例えば三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」なら借入残高10万円の場合1,000円ずつの返済で利用できます。

極端に言えば1,000円×12ヶ月=12,000円の年収があれば、審査を通過する可能性があります。しかし、現実的には12,000円の年収では審査は通過しません

会社員 約60%
自営業者 約10%
パート・アルバイト 約7%

この計算では生活費が含まれていないからです。

正確に計算するのであれば、年収から生活費や他社利用の返済額を差し引いて残った金額で、最低返済額を支払えるかどうかで判断しましょう。

銀行ローンを利用している人の年収

次に現実的にはどれくらいの年収であれば、銀行カードローンの審査を通過できるのか説明します。

前述の「銀行カードローンに関する消費者意識に関する報告|全国銀行協会」では、銀行カードローン契約者の年収も報告されています。

それによると、まず職業分布は以下の通りとなります。

●銀行カードローン利用者の職業分布

0円 1.8%
1円~100万円以下 4.7%
101万円~200万円以下 7.8%
201万円~400万円以下 26.2%

さらに年収の分布は以下の通りです。

●銀行カードローン利用者の個人年収

 

上記のデータを見ると銀行カードローンでもパート・アルバイトで年収200万円以下でも審査を通過して利用している人がいるということがわかります。

年収に関しては、年収0円は学生や専業主婦(主夫)が含まれているので、それを除いた年収200万円以下のほとんどはパート・アルバイトの年収と考えられます。

この結果では少なくても年収200万円前後であれば、場合によってはそれ以下でも銀行カードローンで十分に審査を通過できると考えられますね。

申し込みのときに年収に関して注意する点

注意を促すりん先生カードローンの申込書や申込みフォーマットに記入する年収は正確に記入することが大切です。

よく間違えるのは会社から給与をもらっている場合、年収を手取りで計算してしまうケースです。

給与所得者の年収は手取りではなく支給額(税込み)なので、手取りで記入すると実際よりも年収が低くなるので気をつけましょう。

特に月々の給与明細書から年収を計算する場合は、賞与(ボーナス)を含めることを忘れないようにしてください。

年収は高いほど利用限度額も高くなりますが、だからといって嘘を記入するとカードローンが発行されたあとでも会員規約違反で強制解約になってしまいます。

こうした虚偽の申告は、自分ではうまくごまかせたつもりでも、必ず発覚するので事実以外は記載しないことは鉄則です。

また、年収が高いということと、安定性があるということは違うということを忘れないようにしましょう。

銀行カードローンの最低返済額はだれでも返済できるように設定されています。

これは銀行にとって年収の高さではなく毎月きちんと収入があり安定して支払ってもらうことを重視しており、月々少ない金額でも安定して長期間利用してくれる顧客が、銀行にとってもメリットがあるからです。

反対に年収としては高くても月収がゼロのときもある場合は、審査を通過するのが難しくなります。

年収は金利にも影響

指をさしてポイントを教える先生銀行ローンの金利は利用限度額と連動しているので、利用限度額が大きいほど低金利が適用される可能性が高くなります。

利用限度額は年収が高いほど大きくなるので、年収が高いほど金利も低くなる仕組みです。

利用限度額の初期設定は審査で決定しますが、その時点で上限金利が適用されても、ローンカードが発行されてから利用限度額を増額できる可能性があります。

カードが発行されてから6か月以上、毎月利用して延滞なく支払っていると、増額の案内が届く可能性があります。

増額の案内がなくても自分から増額申請が可能なので、金利を引き下げるためにも積極的に増額申請を利用しましょう。

まとめ

銀行カードローンでいくらまで借りられるのかは、主に年収によって左右されます。

また、現在他社借入がある場合、年収におけるすべての返済額の比率が、30~40%以内になるように限度額が設定されることが多いことも覚えておきましょう。

実際に銀行カードローンを利用している人のデータを見てみると、ほとんどの人が貸金業法を遵守した年収の3分の1以下の借入額ということもわかりました。

銀行カードローンでも今までのように高額な利用枠は簡単には利用できず、ますます年収に左右されるという証拠でもあります。

しかし、年収200万円以下の方も利用しているので、審査に対する影響は薄いものの、年収と利用限度額とは密接に関係していると言えそうです。

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