銀行カードローンは即日融資できないけど金利に魅力あり

更新日:2019/03/06
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銀行カードローンは即日融資できないものの、消費者金融と比較して低金利さが魅力です。

利用使途が自由かつ、ATMから借入れ返済ができるという点では消費者ローンと同じ。

ところが、どうして審査基準が高く時間もかかるのかというはあまり知られてないかと思います。

今回はその疑問を払拭するとともに審査のポイントも解説し、どうすれば審査にパスする可能性が高くなるのかを説明します。

また、最後におすすめの銀行カードローンも3つ挙げるので、そちらも参考にしてください。

銀行カードローンと消費者金融の3つの違い

ローンカードを発行してお金を借りるという基本的な商品としての性質は同じであっても、銀行系と消費者金融系はそれぞれ異なった特徴があります。

主だった違いをまとめると、次の3点が挙げられます。

融資・審査スピード:消費者金融はスピード融資に強い
審査の厳しさ:銀行は慎重、消費者金融は比較的緩い傾向がある
金利の高低:銀行系のほうが低金利で融資を受けられる

結論から言うと、銀行カードローンに即日融資はできず、即日融資できるのは消費者金融だけです。
銀行系も昔は即日融資に対応している商品はあったのですが、銀行のカードローン審査の方法が少し変更したことでなくなりました。

反社会的勢力(暴力団関係者など)への融資を予防するため、カードローンを提供している銀行は、警察やほかの全国の銀行と連携して申込者に問題がないかを調べることになりました。

そのため審査には、他行や警察への情報照会が必要になり、どうしても翌営業日以降、土日祝日を挟む場合はさらに時間がかかってしまいます。

※一部のサービスでは、ローンカード発行自体は即日行われるものもありますが、利用できるのは審査通過後となります。

オペレーター

また、かねてより銀行系カードローンは総量規制(年収の3分の1以上の借り入れはできないという規制)の対象外ということが手伝って「過剰融資」「多重債務者増加の助長」が社会問題化していました。
こうした背景により、従来よりも銀行カードローンは審査が厳しく、また融資限度額も消費者金融のそれに近づいてきており、このような傾向は銀行業界全体に広がってきています。

だからといって銀行系カードローンを利用するメリットは失われません。

低金利で借りられるのは銀行カードローンならではの大きな魅力です。

したがって、今後もキャッシング利用する際は「急いでいる人は消費者金融へ」「そうでない低コストを求める人は銀行へ」という傾向はそのままです。

銀行カードローンでは、保証会社が重要!

カードローンの審査では、本人確認書類や収入証明書などを提出し、信用情報機関の照会などを経て、申込者が融資するに足る人物であるかを見極めます。

銀行カードローンでも同様に審査が行われますが、この審査は銀行ではなく、各銀行が定めた保証会社がおこなっています。

保証会社の多くは消費者金融が担当しており、その理由には個人向け融資のノウハウを持っているということが挙げれます。

銀行は個人事業主や法人企業向けに融資をおこなっていますが、その審査方法は多くの書類や手続きを必要とし、多くの時間を費やしておこないます。

融資スピードの速さが重要なカードローン審査において、同様の審査手法をとっていては非効率であると言わざるを得ません。

保証会社のイメージ

そこで、銀行カードローンでは、同一グループに属する消費者金融や信販会社に白羽の矢を立て、審査を担当してもらっています。

また、保証会社は申込者の保証人になって、万が一利用者の信用状態が悪化した場合には代わりに返済(代位弁済)を行う役回りもあります。

そのため銀行カードローンでは「保証会社による保証を受けることのできる方」という条件があり、審査をパスしないとカードローンを利用することができません。

カードローン審査をするオペレーターのイメージ例えば、じぶん銀行のカードローン(じぶんローン)の保証会社はアコムが担当していますが、自社提供のカードローン商品とは異なる基準で、申込者の審査をします。

そのため、アコムのカードローンは利用できたという人でも、じぶんローンの審査には落ちたり、小さい限度額しか認められなかったということが往々にしてあります。

保証会社の存在というのは、利用時に意識することはあまりありませんが、重要性は理解いただけたのではないでしょうか。

銀行系カードローンの保証会社に消費者金融がなっているということで、注意したいポイントがもう1つあります。

信用情報機関では時間が経てば消えてしまう情報も、消費者金融と直接取引をしたことがある場合、何かしらの金融事故を起こしてしまったいたら、その情報は消えることがないということです。

CRINのイメージ

過去の金融取引における契約者の利用履歴や事故歴(異動歴ともいいます)は、国内の3種の個人信用情報機関に登録されています。

カードローン審査では信用情報機関に照会するとともに、各金融機関は過去の利用者の記録を社内で管理しているので、当然、そちらも確認します。

例えば、過去にアコムを利用していて「返済の長期遅延」「債務整理」「強制解約」などがあったとすると、新たにアコムから融資を受けられる可能性は低くなってしまいます。

つまりアコムが保証会社に入っていると、そうした過去の情報も参照されるので、貸主が変わる銀行カードローンであっても審査を通過するのは非常に難しいと言わざるを得ません。

したがって、過去に金融事故を起こしている方で、再度カードローンの利用を検討されている方は、申し込みをする銀行の名称だけではなく、保証会社がどこであるのかということにも注意してみてください。

銀行カードローンのメリットは低金利!~低金利が返済額に与える影響~

カードローンの金利は、契約者それぞれにおいて決定されます。

カードローン商品概要には◯%~○○%と、幅を持って記載されていますが、これはその幅の中で適用金利が決定されるということです。

この表記のなかで注目して欲しいのは「最大年率」です。

はじめてカードローンを申し込む場合、数百万円を低金利で借りられることはまずありません。

また、パートやアルバイトなどの継続安定した収入に不安があるという方の場合は、特に審査に通過したとしても適用金利は上限金利付近であることが少なくないからです。

消費者金融といっても、金利には多少の違いがあるのですが最大年率はおおむね18%くらいです。

一方で銀行系は、最大年率が14%前後であることが多いです。

上記の前提で10万円、30万円、100万円を最大年率でそれぞれ借り入れた時の返済シミュレーションをしてみました。

消費者金融(年利18.0%)の場合

  10万円の借り入れ 30万円の借り入れ 100万円の借り入れ
3か月完済した際の総額 103,014円 309,044円 1,030,148円
6か月完済した際の総額 105,312円 315,943円 1,053,149円
12か月完済した際の総額 110,011円 330,044円 1,100,153円

銀行カードローン(年利14.0%)の場合

  10万円の借り入れ 30万円の借り入れ 100万円の借り入れ
3か月完済した際の総額 103,014円 309,044円 1,030,148円
6か月完済した際の総額 105,312円 315,943円 1,053,149円
12か月完済した際の総額 110,011円 330,044円 1,100,153円

少額を短期間で返済する場合には金利の差というのは数千円レベルであり、あまり気にすることはないのかもしれません。

ところが、金額が大きくなり期間も長期にわたると、数パーセントの金利の違いが数万円の差となってしまいます。

カードローンをローン商品としてみるときに一番重要なのは、やはり金利だということです。

したがって、審査が多少厳しくてお銀行系に申し込むメリットは十分にありますし、計画的な返済をすることが重要です。

おすすめの銀行カードローン3選 ~みずほ・楽天・じぶん~

大手消費者金融のカードローンと銀行系カードローンを比較しますと、確かに即日融資という意味では前者が勝るけれども、最も重要な金利という意味ではやはり銀行のほうが優秀です。

そこで銀行系カードローンの中でもネットを通じて申し込みができ、基本的にWEB完結が可能な商品を3種ご紹介します。

 

みずほ銀行カードローン

「金利」「申込方法の容易さ(来店・郵送不要)」という意味で、総合力に優れているのはみずほ銀行カードローンです。

みずほ銀行カードローンの概要
・金利:2.0%~14.0%
 ※みずほの住宅ローンの利用があれば、さらに0.5%引き下げ。
・借入額:10万円~800万円
・保証会社:株式会社オリエントコーポレーション

 

楽天銀行カードローン

ショッピングカードとして有名な楽天カードにも、キャッシング枠を付帯させることはできますが、これと楽天銀行カードローンは別となります。
楽天銀行は、後述のじぶん銀行と同じくネット銀行であり、申込すべてがWEB完結できる点や低金利・低手数料が魅力的です。

 

楽天銀行カードローン(楽天銀行スーパーローン)概要
・金利:1.9%~14.5%
・借入額:10万円~800万円
・保証会社:楽天カード株式会社または株式会社セディナ
じぶん銀行カードローン

じぶん銀行は、au利用者にとってメリットの大きいカードローンを提供しています。

ただし、上記2種のカードローンに比べて金利が高めというのが難点です。

じぶん銀行カードローン(じぶんローン)の概要
・金利:2.2%~17.5%
 ※auユーザーの場合は、最大0.5%金利引き下げ
・借入額:10万円~800万円
・保証会社:アコム株式会社
まとめ

即日融資は確かに魅力的なものの、返済期間が長期に及ぶ場合や借入総額が大きくなることが見込まれる場合には、銀行系カードローンのメリットが無視できなくなります。

また、銀行系とはいえど保証会社が消費者金融の場合もあるということは意外と知らない人も多いと思いますので、審査申し込みに当たっては、申込商品の保証会社がどこであるのか、ということは必ずチェックしておきましょう。

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