カードローンは定年後も借りられる?退職前・後にできること

更新日:2018/07/02
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定年を迎えられる、もしくは迎えられたみなさん、長い間お疲れ様でした!
「今まで頑張って働いてきた分、これからはゆっくりと過ごしたい」
そう思いながらも、定年後は今までより収入が限られてしまうので、これからの生活資金に不安を感じている方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、そんな方の定年後のライフスタイルを安定させるため、定年後のカードローン利用のススメカードローン以外に活用できるローンなどをご紹介いたします。

定年退職はカードローン利用に影響アリ

定年を迎える前から銀行や消費者金融のカードローンを利用している方は、退職の旨を借入先の金融機関に速やかに報告してください。
カードローンを使う上で不利になるのではないかとの懸念から申告を先送りにしたい場合もあるかもしれません。
でも、定年退職の申告を怠るのは規則違反です。
なぜなら、カードローンを利用する際に「登録情報に変更があった場合、速やかに報告すること」という趣旨が含まれた契約を交わしているからです。

プロミスの利用規約キャプチャ画像はプロミス会員規約より。他社ローンにもおなじ記載が必ずあります。

「バレさえしなけりゃ定年のことは内緒にしていても大丈夫でしょう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、消費者の勤務状況は全銀協やCIC、JICCなどの信用情報機関に記録されているため、例え利用者側が定年の申告を怠ったとしても、「途上与信※」によって退職の事実が金融機関にバレてしまうことがあります。
※途上与信…カードローン会社が定期的におこなう利用者の信用力調査のこと。

個人の信用情報はクレジットカードや携帯電話などの契約によっても更新されます。
ですから、あなたが申告をするか否かに関わらず、遅かれ早かれ退職の事実は金融機関にバレるものだと考えておいたほうが良いでしょう。

悩む先生

利用者の自己申告よりも先に途上信用によって定年退職が発覚してしまうと、規約違反とみなされてローンの一括返済を求められたり、利用停止処分を下されたりする恐れがあります。
さらに、規約違反をした事実は信用情報に登録されるので、今後のローンないしクレジット契約に深刻な影響を及ぼす危険性もあります。
きちんと申告すればこれからのライフスタイルにあった借り入れ返済プランを紹介してもらえることもありますよ。

しかしながら、金融機関は返済能力のある人に対して当人が返済できるであろう金額しか貸せません。
カードローンの中には「年金収入のみの方には融資できません」としている商品もあるくらいなので、きちんと申告したとしても、定年退職によってカードローンの利用限度額が下げられたり、定年後の収入額によっては解約させられたりするケースもあるでしょう。

これらのことを考慮すると、もしも今までカードローンの契約をしたことがない方で、定年退職後に金融機関から生活費に必要なお金を借りる予定なら、定年退職する前にカードローンに申し込んで必要額をキャッシングしておくのも1つの方法です。
どのタイミングでカードローンを利用するにしても、借りすぎには注意し、無理のない返済計画を立てておきましょう。

笑顔の先生
退職前からカードローンを使っていて定年後も引き続き利用する予定の人は、ご自身の都合にあわせて返済日を移動させておくことを忘れないでくださいね!

カードローンの利用可否のキーポイントは再就職

カードローンの一部には、年金だけで生計を立てている方でも申し込める商品もあります。

それ以外の商品に関しても、年齢制限さえ満たせばアルバイトや自営業などで一定収入を得ることで申し込みできるものがほとんど。
ですから、定年後にカードローンを使いたい方は再就職を視野に入れてみてくださいね。
※関連:年金受給者でも使えるおすすめカードローン

大手カードローンの対象年齢
プロミス 満20歳~満69歳まで
アコム
SMBCモビット
J.Score 満20歳~満70歳まで
みずほ銀行カードローン 満20歳~満65歳まで
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック 満20歳~満64歳まで
三井住友銀行カードローン 満20歳~満69歳まで
じぶん銀行 満20歳~満69歳まで

ただし、「年金の給付額が平均より少ない」または「自営業の勤続年数が短い」などの不利な条件にある方は、審査通過のハードルが高くなってしまいます。

該当する方は、まずは自営業やアルバイトなどで1年以上の業歴を積んでから審査にチャレンジなさるのがオススメですよ。
※関連:カードローンはフリーランスもお金を借りられる!賢い付き合い方

ガッツポーズの個人事業主

定年後のカードローン利用で頭に入れておきたいことは、審査に通過できたとしても借入限度額は基本的に少額になるということです。
さきほど「定年前からカードローンを使っていた人は退職によって限度額が下げられるケースがある」とお伝えしましたが、定年後にカードローンに新規申し込みをする場合であってもおなじく借入額は低めに設定されるケースが多いのです。

借入限度額が少なめに設定されるのは、「借り手が定年後に破産しないように」との金融機関側の配慮によるものでしょう。
定年後の理想的なカードローンの使い方は、減った分の収入にあわせて生活を質素にしながらも足りない資金をキャッシングで補う、というものです。
ところが、キャッシングを使い慣れていない人のなかには生活費のほとんどをカードローンに依存してしまう人もいます。
金融機関が定年退職者に対して少額融資しか基本おこなわないのは、後者のような人を老後破産に陥らせないための対策なのです。

カードローンはとっても便利なサービスですが、理想としては使わずに生計を立てていくことが一番です。
この基本を忘れずに、今後新規で申し込まれる方は借入希望額を必要最低限に留めておくことが大切ではないでしょうか。

再就職しないなら3つの方法を検討

これまでは、定年後のカードローンとの付き合いかたを紹介してきました。
しかし、定年後は再就職をせずに趣味に没頭したい方や、お子さんやお孫さんとのんびり暮らしたいという方もいらっしゃるでしょう。

そんな方に向けて、続いては「カードローンを継続利用する」「カードローンに新規申込をする」以外の選択肢を3つご紹介いたします。

【1】シニアローン

笑顔で「コチラ」と言っている先生

シニアローンとは、金融機関が満60歳以上の消費者向けに提供する無担保ローンの通称です。
60代~80代の方でも利用しやすく、年金受給者でも借り入れしやすい点がサービスの特長。
限られた収入でも無理なく返済できるように通常のカードローンに比べて金利も低めに設定されています。

たとえば、兵庫県の但陽信用金庫のシニアローンでは、満60歳~満69歳まで申し込みできて、年8.8%で最大100万円まで融資を受けることができます。

ただし、ローン業界では決してメジャーな商品ではないので、提供している金融機関が限られているのが難点です。
大手銀行よりも地域に根ざした信用金庫が取り扱っていることが多いので、気になる方はお住まいの地域の信用金庫にお問い合わせください。

【2】年金担保貸付制度

年金担保貸付制度とは、年金を担保にお金が借りられる公的制度です。
受給している年金のタイプによって申込先と金利が異なります。

厚生年金、国民年金、労災年金を受給している方は「福祉医療機構(WAM)」
融資限度額 10万円~200万円
金利※ 年金担保貸付事業:年率2.1%
労災年金担保貸付事業:年率1.4%
連帯保証人

※平成29年9月1日改定

恩給、共済年金、共済組合の厚生年金を受給している方は「日本政策金融公庫(JFC)」
融資限度額 250万円
金利※ 恩給・災害補償年金:年率0.41%
共済年金・共済組合の厚生年金:年率1.76%

※平成30年6月13日現在

無担保のシニアローンとは違い、年金担保貸付制度は年金を担保にするのでかなり低金利です。
ただし、国の財政や方針によって融資縮小の可能性があるため、各機関の公式サイトにてつねに新しい情報を確認する必要があります。
※参考:独立行政法人福祉医療機構「年金担保貸付事業・労災年金担保貸付事業」
※参考:日本政策金融公庫「恩給・共済年金担保融資」

【3】リバーズモーゲージ(不動産担保融資)

リバースモーゲージとは、あなたの持ち家を担保としてお金を借りるローン制度です。
不動産を担保とするローンなので、ご自宅の評価額によっては数千万円規模の融資も可能
極めて低金利なうえに、借りたお金は自宅の売却や預貯金・保険金による一括返済によっておこなうため、月々の返済は必要ありません

お子さんがご自宅を継がないなどの理由で自宅の相続人がいらっしゃらない場合には、こういった資金調達法も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

楽天銀行のリバースモーゲージ
年齢 満20歳~満69歳まで
融資限度額 100万円~1億円
金利 3.0%~9.6%
東京スター銀行のリバースモーゲージ
年齢 満20歳~満69歳まで
融資限度額 100万円~1億円
金利 0.9%~8.4%

定年後に使える資金調達法には、上記3つの他にも、厚生労働省が管轄している、「生活福祉資金」があります。

「低所得世帯である」ことや「要保護の高齢者世帯である」といった条件にあてはまらなければ利用できませんが、良心的な金利でお金を借りることができます。
申し込みは各都道府県にある社会福祉協議会にて手続きしなければなりませんが、概要は厚生労働省公式サイトの「生活福祉資金貸付条件等一覧」からチェックできるのでぜひご確認ください。

上記のすべての方法はカードローンのような即日融資や2、3営業日内での貸し付けには対応していません。
利用の際は余裕を持って申し込みされることをオススメします。

定年後にお金を借りるときの注意点

ここまでご覧いただき、「定年後もお金を借りる方法があるんだな」と安心されているかもしれません。
しかし、お金は借りたら必ず返さなければいけませんから、返せない金額を借りないよう心掛けてください。
老後を豊かに過ごそうとお金を借りたのに、返済が大変で生活が苦しくなるなんて元も子もありませんからね。

指をさしてポイントを教える先生

いずれかの方法を使ってお金を借りようとされる前に、まずはお子さんや親戚にお金の悩みを相談されるというのも1つの手です。
もしご家族に相談しにくいということであれば、金融会社の問い合わせ窓口でオペレーターに相談するのもありでしょう。
ローン商品を利用される際には、必ず理解、そして納得した上で申し込みや借り入れをなさってください。

まとめ

定年退職後にお金を借りる方法をお伝えしました。

以前よりカードローンを利用しているなら必ず定年退職したことを速やかに金融機関に報告する
年金収入だけではカードローン利用は難しい
定年後にカードローン新規契約は難しい
再就職するにしても利用限度額は下がる
シルバーローン、年金担保型融資、不動産担保融資を検討する

日本の平均寿命は83.84歳と言われていますが、平均寿命を超えてお元気なご年配の方はたくさんいらっしゃるので、例えば65歳で定年を迎えたあとも20年以上の生活資金が必要です。

思っていたよりも退職金が少なく、年金生活では厳しい現実もあるでしょう。
働いているときからコツコツと貯金をすることが理想ですが、そううまくいかないのも現実なので、老後のライフスタイルを豊かにするためにお金を借りることも必要になってくると思います。

しかし、絶対に無理な融資は受けないように心掛けて、いつまでお元気でいらしてください。

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