アリバイ会社に在籍確認の代行をお願いしたときの費用と影響とは

更新日:2018/05/10
このエントリーをはてなブックマークに追加

カードローンやクレジットカードに申込すると必ず勤務先への在籍確認が行われます。

実際に申込書や申告フォームに記載された勤務先に申込者が在籍しているのかを確認するのが在籍確認の目的であり、ほとんどの発行会社が勤務先に直接の電話連絡をして確認しています。

しかし、何かしら事情があって勤務先に電話をされては困る場合もあります。

このような場合に勤務先の会社を偽装できる「アリバイ会社」の利用を検討する人も多いのではないでしょうか。

アリバイ会社を利用する場合、どのような手続きや費用が必要なのか、その後の影響にはどのようなものがあるでしょうか?

在籍確認電話を回避する他の方法も含め、今回はアリバイ会社の利用方法や在籍確認電話の回避について解説していきます。

在籍確認の目的と手段とは

そもそも在籍確認は何のために、どのような方法で行われるのでしょうか?

在籍確認が必要な理由

笑顔の先生

クレジットやローンを利用する場合、申込書に個人情報や勤務先情報を記入して申込をします。

ローン業者はこの記載内容に基づいて審査をしますが、その申告内容が事実であるのかの裏付けが必要であり、特に勤務先に本当に務めているかどうかは返済能力を判断する上で重要なポイントとなります。

そのため直接、勤務先への在籍確認は必須なのです。

もし勤務していることが確認できなければ、申告内容はウソであり、返済能力がないと判断されて審査落ちとなります。

在籍確認は審査通過には必須の項目と言えます。

それでは在籍確認はどのような方法で行われているのか、次に具体的な確認方法を解説します。

在籍確認の方法

在籍確認は直接勤務先に電話連絡をするという方法が一般的です。

そのため勤務先の職場内で自身のカードローンなどへの申込が発覚するのではないか、という不安を持つ人もいるでしょう。

しかし、ローン会社は確認電話をするときは会社名ではなく、必ず審査担当者の個人名を名乗るので、勤務先にローンの審査であることはバレません。

会社名を名乗るのは電話口に申込者本人が出たときだけです。

在籍確認はスタッフ個人名でなされる

さらに本人が不在や離席中でも在籍していることが確認できるので、本人が電話口に出る必要もなく在籍確認は終了します。

そのため確認電話があったこともわからない場合もあります。

勤務先にローンの申込を知られたくないという場合でも、カードローン会社は申込者の不利になるような対応はしないので安心して申込みましょう。

在籍確認の電話が原因で申込がキャンセルになるということは、カードローン会社にとっても不利益になるからです。

しかし、そもそも勤務先に私用電話がかかってくるだけで、会社に対する印象が悪くなるというケースもあります。

特にパート・アルバイト、派遣社員といった勤務形態の場合、職場に電話がかかってくることはほとんどありませんのでアリバイ会社の利用を考えるかもしれません。

それでは次にアリバイ会社がどのように在籍確認に対応するのか確認してみましょう。

在籍先を偽るアリバイ会社とは

アリバイ会社は本人宛にかかってきた電話にオペレーターが指定されたとおりの応対をする電話代行サービスです。

また、賃貸契約の際に入居審査で必要となる賃貸物件の保証人代行サービスを提供していることもあります。

それでは具体的にどのような対応をするのか解説しましょう。

アリバイ会社のサービス内容

悩む万年係長のイメージ

アリバイ会社を利用するには最初に登録する必要があり、5,000円~7,000円の登録料が必要となります。

基本的なサービスはアリバイ会社が指定した電話番号を勤務先として登録し、女性オペレーターが本人は不在であることを伝えて在籍確認に対応します。

対応方法は指定することができ、出張中や休暇中という応対にすることもできます。

また、かかってきた電話を自分の携帯電話に転送する転送サービスや、相手の電話機にアリバイ会社の電話番号を表示させることも可能です。

電話応対だけではなく以下の書類作成もサービスとして提供しています。

※( )内は書類作成代行料金の目安相場

在籍証明書(8,000円)
内定・採用通知書(8,000円)
社員証(8,000円)
名刺(3,000円)
給与明細書(3,000円)
源泉徴収票(5,000円~40,000円)
就労証明書(5,000円)
勤務証明書(同上)
雇用証明書(同上)

また、初回にかかる費用は以下のとおりです。

初回登録料7,000円(女性5,000円)
30日契約5,000円
90日契約12,000円(女性10,000円)
180日契約18,000円(女性16,000円)
1年契約30,000円(女性28,000円)

利用者には上記の利用料金がかかります。

上記は某アリバイ会社の料金ですが、アリバイ会社によってサービス内容や料金体系も違っています。

それでは、これだけの料金を支払ってアリバイ会社にはリスクや違法性はないのでしょうか?

アリバイ会社利用のリスクと違法性

カードローンの審査では在籍確認が取れないと審査を通過することはできませんが、在籍確認が取れたら必ず審査を通過するわけではありません。

審査で最も重要なのは返済能力であって、在籍の確認はそれを裏付ける材料のひとつです。

審査時の信用情報照会

消費者金融のカードローンでは50万円以下の申込や、他社残高を含めて100万円以下の申込は収入証明書類が必要ありません。

そのため過去のローンやクレジットの利用歴(クレジットヒストリー)が審査にとって需要となります。

50万円を超える申込で在籍や所得証明書を偽造して申込んだとしても、クレジットヒストリーに問題があれば審査を通過しません。

アリバイ会社の利用は在籍や年収を偽ることはできるかもしれませんが、融資やキャッシングの審査を通過するという保証にはなりません。

また、アリバイ会社を利用したことがカードローン会社に発覚すると、利用中であっても虚偽の申告があったという理由で強制解約となります。

さらに証明書まで偽造していれば、詐欺罪や詐欺未遂罪といった違法行為として問われる可能性もあります。

アリバイ会社を利用するのは大きなリスクがあるので、在籍を回避するだけの理由であれば、もっと他に安全な方法があります。

在籍確認の電話の指定や回避する方法

大手消費者金融のアコムSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)では、事前に相談することで在籍確認電話を開始できる可能性があります。

アコムの在籍確認の対応

アコムの公式ページのよくある質問の中で、在籍確認に対する以下の回答が記載されています。

「お客さまのプライバシーに十分配慮し、担当者の個人名で連絡いたします。個別事情などにより、ご心配な点やご不安な点がございましたら、 担当者へご相談ください。」

アコムでは必ず勤務先に電話をかけて在籍を確認するのではなく、事情によってはそれ以外の方法で在籍を確認することができます。

担当者に相談する場合は次の対応も認められる可能性があります。

在籍可能な日時を指定する
確認電話のオペレーターの性別を指定する
確認電話の代わりに書類の提出をする

在籍確認の日時を指定する場合は、その理由によっては断られることがあります。

特定の日時を指定することで、その日だけその場所にいることができるので、最初に自分で電話口に出た場合は在籍の確認とは言えなくなります。

在籍確認は本人以外の社員が在籍を認めることで成立するのであって、本人が電話口に出ること自体はあまり意味がありません。

在籍確認は本人不在中でも完了

日時の指定が認められるのは、あまりピンポイントな指定ではなく、会社の都合で「○月○日以降」に確認するといったケースでなければ認められないことが多いでしょう。

また、平日でも会社の創立日で休みである場合、「○月○日以外」という指定も認められます。

オペレーターの性別に関しては他の疑いがかけられることもあるので、認められることが多いようです。

また、オペレーターに銀行名で名乗ってもらったり、用件を偽ってもらったりといった嘘をついてもらうような電話対応の指定は認められません。

電話の代わりに書類を提出するというのは、ケースバイケースで認められないこともありますが、認められるとすれば以下の書類を提出しましょう。

社会保険証と直近1ヶ月分の給与明細
写真入り社員証
雇用契約書の写し
在籍証明書

アリバイ会社の利用は危険性が高い

指をさしてポイントを教える先生

アコムではアリバイ会社のリストを持っていると言われています。

アコムに限らず消費者金融等のノンバンクは、不正防止のための方策をしているので、ネットで宣伝しているアリバイ会社などはカードローン会社にとっても調べやすいということになります。

また、確認電話をしたときに周りが静かといった場合は、毎日確認電話をしている担当者は違和感をおぼえるので、詳しく調べられる可能性が高くなります。

アリバイ会社を利用していることが金融機関にバレれば確実に審査落ちとされるので、むしろ利用しないほうがいいということになります。

単に勤務先への電話が嫌だという場合は、事前に担当者に相談してみましょう。

また、実際に無職で在籍を偽るのであれば、それは犯罪行為となるので、とにかくアルバイト・パートでも良いので安定した収入を得るまでは申込してはいけません。

さらに過去に自己破産などの債務整理をした経験がある方は、個人信用情報機関から金融事故情報の履歴が消えるのを確認してから申し込みするようにしましょう。

まとめ

アリバイ会社の利用には大きなリスクがあることは、おわかりいただけたでしょうか。

お金を貸付する専門の消費者金融は、長年の経験があるため不正利用に対する対策も充分に行なっています。

だれもが考えつくアリバイ会社への対応は消費者金融には通用しないと考えましょう。

また、在籍確認の電話についても申込者に取って不利にならないように気遣いをしているのも消費者金融会社です。

在籍確認の電話に不安があるのであれば、申込前に直接確認して、納得した上で申込みましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事