アコムは総量規制対象?いくらまで借り入れできる?

更新日:2017/12/05
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アコムでいくら借入できるか知りたいとき、無視できないのが「総量規制」です。

アコムのカードローンは総量規制の対象となるので、借入可能額は最大で年収の3分の1までと決まっています。

既に他の貸金業者で借金がある人は、アコムと他社の借入総額が年収の3分の1まででなくてはいけません。

年収や他社の借入状況によっては、いくら安定収入があっても、きちんと他社借入を返済していても、アコムの審査に通らない場合が出てくるのです。

では、総量規制は具体的にどんなもので、アコムの借入にどう影響するのでしょうか?

アコムの申込時や利用中、どんなことに気をつければいいのでしょうか?

「急に借入できなくなった!」といった事態に陥らないためにも、アコムと総量規制の関係、困ったときに役立つ対処方法などをわかりやすく解説します。

アコムのカードローンは総量規制の対象

消費者金融からお金を借りるとき、「総量規制」を避けて通ることはできません。

総量規制とは、貸金業者から個人に対する借入総額が年収の3分の1まで制限される仕組みのことで、貸金業法という法律で定められています。

貸金業者であるアコムのカードローンも、当然総量規制の対象です。

ところで、アコムには4つのローン商品があるのをご存知でしょうか。

実はアコムのローン全てが総量規制の対象というわけではありません。

<アコムの商品>

  • カードローン
  • クレジットカード(ACマスターカード)
  • ビジネスサポートカードローン
  • 貸金業法に基づく借換え専用ローン

アコムの4商品のうち、総量規制の対象となるのは

カードローン
クレジットカード(キャッシング枠のみでショッピング枠は対象外)

の2つです。

アコムでもっとも利用されているのが、総量規制の対象である「カードローン」です。

もし「安定した収入もあるし、他社借入で延滞したこともないのに、アコムの審査に落ちた」という人がいれば、他社の借入状況を確認してみてください。

既に他の貸金業者で年収の3分の1に迫る借入があれば、総量規制がアコムの審査落ちの原因に違いないでしょう。

そもそも総量規制ってどんなもの?

ここで、総量規制とは何なのか、知っておきたいポイントを紹介します。

1.年収の3分の1を超える借入ができない

総量規制は、年収の3分の1を超える借入ができないというものです。

総量規制による借入額の上限は、1社で借りる場合も複数社で借りる場合も同じです。

総量規制の解説

たとえば、年収300万円の人が借入できるのは総額100万円まで。

何社で借りていようが、借入総額が100万円以下でなくてはなりません。

ちなみに専業主婦(夫)など無収入の人は、年収の3分の1=0円となるので、原則借入ができないということになります。

2.総量規制で言う「年収」とは?

総量規制で言うところの「年収」とは、給与、年金、恩給、定期的な不動産の賃貸収入、年間の事業所得といったもので、宝くじやパチンコ等の一時的な収入は含みません。

また、年収は、手取り金額ではなく税金や社会保険を含めた収入総額です。

源泉徴収票で年収を確認する際は、左上にある支払金額に記載された数字をチェックしましょう。

3.総量規制の対象となるのは?

総量規制の対象となるのは、貸金業者での個人向け貸付です。

お金を貸す業務を行い、財務局や都道府県知事に登録している業者を「貸金業者」と呼び、消費者金融、信販会社、クレジットカード会社(クレジットカードのキャッシング)などが該当します。

個人向けのカードローン、クレジットカードのキャッシング枠を利用している人は、総量規制に注意が必要ということになりますね。

ただし、貸金業者の貸付であっても、住宅ローンや自動車ローンなど、一部総量規制の適用除外となるものもあります。

銀行カードローン、クレジットカードのショッピングについては、貸金業法とは異なる法律で規定がされているので総量規制の対象外となります。

4.貸金業者は「年収の3分の1」をどうやって把握しているのか?

カードローンやクレジットカードを利用すると、申込履歴や借入額といった取引内容が、貸金業者から信用情報機関に登録される仕組みになっています。

貸金業者は、新規申込を受けた際、申込者の信用情報をチェックし、借入状況が総量規制に抵触しないかを確認します。

個人信用情報機関は信用情報を保管している

利用者の信用情報のチェックは、申込時だけでなく契約後にも定期的に行われるので(借入額によりますが)、もし総量規制をオーバーするようなことがあれば、追加借入ができなくなります。

貸金業者も総量規制を無視すると違法業者になってしまうので、厳しい管理体制を敷いているのです。

他社借入がある人ほど総量規制に要注意

総量規制は、あくまでも借入総額の上限を法律上で定めたものです。

アコムでの借入が年収の3分の1まで可能とは限りません。

総量規制の前に、利用者にどれだけ返済能力があるか、いくらまでなら安心して貸せるか、アコムによる審査によって利用限度額が決められます。

特に、消費者金融の初回契約時は少なめの利用限度額(10~30万円が相場)が設定される傾向にあります。

アコム1社のみで借りる人は、総量規制はさほど気にする必要はなさそうです。

総量規制を意識しないといけないのは、他の貸金業者、複数の貸金業社で借入がある場合です。

たとえば、他社で年収の3分の1まで借りている人は、アコムで申し込んでも審査に落ちてしまうでしょう。

申込時だけでなく、利用中にも信用情報を随時チェックされるので、他社借入状況を隠したり偽ったりすることはできません。

総量規制の影響で新規借入ができない人は、他社借入を減らしてから申し込むようにしましょう。

アコムは総量規制があるからこそ安心できる

思うように借入できない人の中には、総量規制を煩わしく感じる人もいるかもしれません。

しかし、総量規制は多重債務者の増加を改善するために定められた重要な規制です。

過去、多くの債務者が借り過ぎに苦しむ時代がありました。

やがて、利息制限法・出資法により金利が厳しく制限され、総量規制ができたこと等で、貸金業の借り過ぎ・貸し過ぎの市場が大きく改善されたのです。

貸付額が激減した消費者金融にとっては、利益が伸びず苦しい時代となりましたが、アコムは大手銀行の傘下に入ることで難局を乗り越えてきました。

三菱UFJフィナンシャル・グループのアコムは、厳しい法律で守られているからこそ、安心の取引を実現しています。

総量規制を無視するような貸金業者は違法業者となるので、決して利用しないようにしてくださいね。

一定の取引額を超えると収入証明書が必須

総量規制では、貸金業者が一定額以上の貸付を行う際に、利用者から収入証明書の提示を受けることも決まりとなっています。

貸金業者は、信用情報の調査だけでなく、収入証明書類にも目を通し、利用者の状況を二重にチェックしているのです。

アコムで収入証明書類の提出が必要なのは以下の条件の場合です。

アコムで利用限度額50万円超となる
アコムと他社の借入総額が100万円超となる

いずれかに該当する場合です。

審査状況によっては、条件にあてはまらなくても収入証明書の提出を求められることもあります。

アコムでは、収入証明書類として以下のいずれかを提出します。

・源泉徴収票
・給与明細書(賞与明細書もあれば合わせて提出)
・税額決定通知書
・所得証明書

アコムでもビジネス・おまとめなら年収の3分の1超も借入可能

総量規制には、一部例外として年収の3分の1を超える借入が許される場合があります。

総量規制の例外としては、顧客に一方的有利となる借り換えと認められる「借り換えローン(おまとめローン)」、個人事業者向けの「ビジネスローン」などが該当します。

ちなみに、銀行カードローンやクレジットカードのショッピング枠については、そもそも貸金業法の適用と異なるので、総量規制の影響は受けません。

そして、アコムには総量規制の例外となるローン商品が2つあり、審査内容によっては年収の3分の1を超える借入も可能となっています。

1.ビジネスサポートカードローン

個人事業者専用の「ビジネスサポートカードローン」なら年収の3分の1を超える借入も可能です。

貸付対象は業歴1年以上の個人事業主となりますが、資金使途は自由なので、気になる方は検討してはいかがでしょうか。

アコムのカードローンを利用中、希望借入額と他社借入額の合計が年収の3分の1を超えるかもしれないという場合、ビジネスローンの申込窓口は電話(0120-07-1000)となっています。

いずれも該当しない人なら、インターネット、自動契約機、電話、郵送、どれでも申込可能です。

ビジネスサポートカードローン
年率:12.0~18.0%
融資額:300万円まで

2.貸金業法に基づく借換え専用ローン

いわゆる「おまとめローン」。

複数ある貸金業者での借入を一本化するためのローンで、年収の3分の1を超えての利用が可能です。

おまとめローンイメージ

アコムのおまとめローンは、これまでの債務を返済することが目的となる返済専用のローンで、カードローンのように追加借入はできません。

債務を一本化した後は、アコムだけに返済していけばいいのでお金の管理がしやすくなります。

また、おまとめローンの契約は、利息負担や返済計画を見直すいい機会にもなります。

おまとめローンの申込方法等は通常のカードローンと少し異なるので注意してください。

申込窓口 店頭窓口か自動契約機(来店が難しい場合は、電話問い合わせ後に郵便で契約可)。
必要書類 本人確認書類、収入証明書類の両方
返済方法 原則口座振替

※申込時に引き落とし口座が確認できるものと口座の届印も持参

貸金業法の基づく借換え専用ローン
年率:7.7~18.0%
契約極度額:300万円まで

銀行カードローンは総量規制の対象外

年収の3分の1を超えて借りたい場合は、アコムではなく銀行カードローンを検討する方法もあります。

銀行カードローンは、銀行法の規制を受けるので、貸金業法の総量規制対象外となり、年収の3分の1を超えて借入できる可能性があります。

しかし、実際のところ、審査の厳しい銀行で年収の3分の1以上を借りるのは容易ではないようです。

銀行としても、多重債務者への多額の貸付は大きなリスクが伴うので、貸そうとしないのが自然な流れです。

銀行カードローンの申し込みであっても、貸金業者での借入状況はチェックされるので、審査通過の可能性を上げたいなら、他社借入を減らして申し込むようにしましょう。

もし高金利の借金を複数抱えているなら、通常の銀行カードローンより、銀行のおまとめローンの方がおすすめです。

うまくいけば、これまでより金利を下げて債務を一本化できる場合があります。

借金の返済に困っているなら、「さらに借りて返済にあてる」よりも、おまとめローンを賢く利用して「確実に返せる」道を見つけたいものです。

まとめ

アコムのカードローンは総量規制の対象となるので、年収の3分の1を超える借入ができません。

特に他社借入が複数ある人は、借入総額が年収の3分の1に迫っていると、アコムで新規借入ができないので要注意です。

また、アコム契約途中でも、借入総額が年収の3分の1を超えると追加借入はできなくなります。

一方で、アコムのビジネスサポートカードローンと借り換えローンは、総量規制の例外となります。

いずれも通常のカードローンに比べて審査基準が厳しく、必要書類が多いにも関わらず、金利が低くはないので、あまり条件のいいローンとは言えません。

年収の3分の1を超える借入を希望する際は、アコムのローン商品以外にも、まずは他社借入を返済すること、銀行カードローンの申し込みも視野に入れ、慎重な資金計画を立てるようにしましょう。

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