学生がカードローンでお金を借りる方法と注意点

更新日:2018/01/09
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学生という立場はローン利用者という観点から見ると非常に微妙な立場です。
まだ社会人でないので勤め先から安定収入を得ていませんが、かといって年齢が満20歳を超えれば一般的にローンが利用できる立場になります。

既に高校や専門学校を卒業し早く社会に出て行って給与を得ている個人なら年齢条件を満たせばローンが借れるようになります。
しかし未だ学生の身分のままではカードローンが利用できるかどうかあいまいな点が多いです。

一方、学生と言っても社会の構成員であり、学費や生活費に加えて友人との付き合いでお金も必要です。
親からの仕送りや奨学金に加えてアルバイトからの収入だけではお金が足らなくなる時もあるでしょう。

そのような時に銀行や消費者金融からカードローンが借れて利用できたらずいぶん便利ですよね。
そこで学生がカードローンを利用したいと思った時、どのようにしたらスムーズに借れるのか、また申し込みや審査、契約から返済までどのような点に注意してカードローンを利用したらいいか、色々な側面からアドバイスします。

学生をタイプ別に分類

まずカードローンを利用することを前提として学生をいくつかのグループに分類します。
学生は学校で勉強することが本分ですので、会社員のように勤務先から給与をもらって仕事をする範疇からは外し、あくまで収入を得ている場合もアルバイト収入が基本だとします。

その上で学生を収入と年齢で分類すると

【1】アルバイトで定期的な収入があり、かつ年齢が満20歳以上の学生
【2】アルバイトをしておらず、主に親の仕送りと奨学金のみで学生生活を過ごしている満20歳以上の学生(短期アルバイト含む)
【3】アルバイトで定期的な収入があり、かつ年齢が満20歳以下の学生
【4】アルバイトをしておらず、主に親の仕送りと奨学金のみで学生生活を過ごしている満20歳以下の学生(短期アルバイト含む)

となります。

ここで結論から先に述べると一般的にカードローンが利用できる対象者は【1】の学生のみとなります。
つまりパートやアルバイトで定期的な収入があり、かつ年齢が満20歳以上の学生が一般の銀行や消費者金融のカードローンを使える最低限の条件となります。

この場合、パート・アルバイトで働く人は非正規雇用者ですが、勤めてまだ1~2ケ月以内の学生は除いて、一定期間同一の勤務先に勤めて収入を得ていれば「継続して安定した収入を得ている」と判定してくれる金融機関は多いです。

ただし全てでなく一部の金融機関では最初から「学生」というだけでカードローンの対象者から外している金融機関もあります。

学生ローン

またこれら銀行や大手消費者金融とは別に学生ローン専門に取り扱いをしている中小消費者金融があります。

こちらの金融業者では融資に満20歳以上という年齢制限を設けず未成年者でも貸出している所が多いです。
学生対象のローンなので当然大学生以外に、18~19歳、あるいは20歳以上の短大生や予備校生、専門学校生、大学院生まで幅広く対象としているので年齢制限がないのは当然です。

ただ学生ローンは学生証呈示だけで借りやすい反面、一般的に金利が割高、ローンカードの発行なく融資申し込みの都度毎回審査が必要、コンビニや銀行のATM利用ができない、返済も毎回銀行から振込が必要で手数料が掛かるなどデメリットも多く、必ずしも利便性が高いとも言えません。

しかし大手金融機関は申し込みで大手としての安心感もあり、借入・返済にネット利用や全国の銀行・コンビニのATM利用ができるなど、カードローンスペックは学生ローンに比べて利便性が高く、満20歳以上という制限はあるものの利用する価値は十分あると考えます。

金融機関別・学生申し込み条件一覧表

それでは大手業者では学生のカードローン申込みに対しどのような条件を求めているのかチェックしてみましょう。

金融機関/サービス名 学生に関する申し込み条件
(各社公式サイトより抜粋)
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) 学生でもパート・アルバイトによる安定収入あれば申し込み可能、年齢20歳以上69歳以下
アコム 主婦、学生等に関わらず20歳以上の安定した収入と返済能力を有し、当社基準を満たす人は契約可能
SMBCモビット ・学生に対する記述なし
・年齢満20歳以上69歳以下の安定した定期収入がある人でアルバイト・派遣社員・パート等も利用可能
みずほ銀行カードローン ・学生に対する記述なし
・年齢満20歳以上66歳未満の安定かつ継続した収入がある人
新生銀行カードローン(レイク) ・年齢が満20歳以上70歳以下の安定した収入がある人
・学生でもパート・アルバイトなどで安定した収入のある人なら申し込み可能
オリックス銀行カードローン 学生は申し込み不可
楽天銀行スーパーローン ・学生は満年齢20歳以上62歳以下でパート・アルバイトで勤め先から毎月安定した収入を得ているなら申し込み可能
ジャパンネット銀行/ネットキャッシング ・カードローンは取扱い中止になり、ネットキャッシングと呼ばれる利用可能額が大きくなった新商品へ移行(旧カードローンも乗り換え可)
・学生に対する記述なし
・年齢が満20歳以上70歳未満の安定した収入のある人
・ジャパンネット銀行普通口座を持っている人
イオン銀行カードローンBIG 学生は申し込み不可

上記一覧表から読み取れることは

【1】学生がカードローンを借れるためには「継続して安定した収入があること」と「満20歳以上であること」の二つの条件を満たしておくことが必要
【2】金融機関でも「学生は受付可」と明確に公式ページに表示している先と書いてはいないが運用面で他の個人同様、学生でも受け付けている先があること
【3】銀行グループに明確に「学生申し込み不可」と意思表示している先があること

などです。
それでは上記の実態を踏まえて、次に学生がカードローンを借ろうとする時の疑問点や注意点を中心に解説します。

学生はいくらまで借れるのか?

消費者金融では総量規制があるのでカードローン利用者はその人の年収の3分の1までしか限度額を利用できません。

これは学生が消費者金融を利用する時も適用されるので、仮に学生がアルバイトから毎月5万円の収入があれば年間で60万円なので、その3分の1として上限で20万円のキャッシング枠が利用できる計算になります。

総量規制の解説

一方、銀行は総量規制を受けませんが融資金利が消費者金融より割安な分、審査が厳格になるので、口コミなどでは学生が当初利用できるカードローン枠は10万円程度と言われています。
もちろん借入・返済の利用実績を重ねていけば段々と信用がついて増枠に応じてくれるようになります。

しかし、それでも学生に対してはカードローンの上限限度額は30万円程度が限界なのだろうと考えています。

学生が借りれる場合の適用金利はどれくらいか?

学生に対するカードローン金利はやはり信用度の低さから高くなることは否めません。
消費者金融なら法定金利上限の年18.0%~20.0%、銀行でも年14.0%~15.0%というところでしょうか。
同じ申し込みをするなら金利面だけからなら銀行→消費者金融の順に申し込みしたほうが効率がいいと思います。

しかし、銀行は審査基準が消費者金融と比べると高いこと、アルバイトなので収入額が少ないことを考えると最初の一枚は消費者金融から試されることをおすすめします。

申し込みしてその日のうちに借れるのか?

現在はネットの発達で金融機関の店舗に出向くことなく自宅からパソコンやスマホを使ってWEB契約で簡単に申し込みや契約ができます。また申し込みから審査までWEB契約で済ませておいて、近くの自動契約機に出向いてカードローンを受け取る方法も使えます。

これらの方法をうまく使うことで申し込みしたその日のうちに即日融資を受けることができます。
これはもちろん学生でも同じです。
むしろ学生は若いのでWEB契約や自動契約機を使いこなすのは至極簡単ではないでしょうか。

学生でも土日・祝日申し込みでかつ即日審査・即日融資はできるか?

大手消費者金融では土日・祝日でもカードローン審査をしているので申し込みは可能ですし、WEB契約や自動契約機をうまく組み合わせてその日にカードローンは利用可能です。

一方、銀行の場合は銀行のタイプによって土日・祝日対応にかなりの差があるし、まだまだ土日・祝日に審査をしている所は少ないので、できるだけ平日に申し込みするほうがベターです。

さらに即日融資まで望むならその銀行に事前に口座を開設した上で遅くとも平日の14:00位までに審査を通しておくほうが即日融資できる確実性が高まります。
ただし大手都銀は保証会社の大手消費者金融がカードローン審査を兼務しているので土日・祝日に申し込みしても、審査して即日融資に対応してくれるところもあります。

学生でも審査で在籍確認の手続きはあるのか?

一般的にカードローン審査において在籍確認の手続きは欠かせません。
在籍確認とは審査の最終過程において金融機関が本人の自宅や勤務先に電話を掛けて「本人が申込書に記載された住所に住んでいること」や「申告された勤務先にちゃんと在籍していること」を確認する手続きのことを言います。

在籍確認のイメージ

会社員なら勤務先から、また個人事業主なら自宅兼事務所から収入を得ているので、金融機関にとって勤務先や自宅の確認は不可欠な手続きと思います。

したがってこの手続きは学生の場合も適用されて学生のアルバイト先にも金融機関は電話することになります。
ただ在籍確認の体験者の学生によると時々在籍確認の電話をしない金融機関もあるようです。

これは学生に認可したカードローンの最高限度額が小さい場合、そこまでの手続きをしないのかも知れません。
ただ学生と言ってもカードローン申し込みでは在籍確認の手続きがあることはシッカリ理解しておいた方がいいと思います。

カードローンの申し込みを親バレすることはあるのか?

カードローンを申し込みしていることを親にバレたくない学生はたくさんいます。またバレる経緯も様々です。そこで親バレのケースを取り上げて併せて考えられる防止策も解説します。

カードローンの返済を延滞・滞納して金融機関から督促状を自宅に送られ親にバレた

その学生の返済のルーズさがもたらした結果です。しかしこれは対策を取れば避けられます。延滞が発生しそうならその前に金融機関に連絡を入れて状況を説明して回避策を相談して下さい。

対応可能な範囲なら金融機関も何か対策を考えてくれるでしょう。

絶対するべきでないのは督促の電話を無視して滞納状態にすることです。さらに事態が悪くなるだけです。くれぐれも返済期日を守って返済を履行して下さい。

延滞の督促電話を金融機関から自宅の固定電話に直接掛けられて親にバレた

カードローンの申し込み時、金融機関からの連絡先を自分の携帯電話か自宅の固定電話にするか選択できます。必ず自分の携帯電話を優先連絡先として登録して下さい。

そうすれば最低限督促電話は先に携帯電話に掛けられるので親にバレるのを防げます。

カードローンが郵送物として自宅に届き、間違って親が開封して申し込みがバレた

これを避ける方法はいくつかあります。カードローンを発行しない借り入れ方法を選択することです。

具体的には、事前にその金融機関に口座を開設してキャッシュカードを持っておき、審査が通過したらキャッシュカードにローン機能を付加してもらう方法です。

こうすれば改めてカードローンを郵送で受け取る必要がありません。

その他にはWEB完結でネット上で手続きを済ませてカードローンに契約し、毎回の借り入れをすべてネット上で行う方法があります。あるいはWEB契約で申し込みから契約まで済ませておいてカードローンだけ自動契約機で受け取る方法も使えます。いずれにしてもそれぞれ自分に合った方法を選んでください。

カードローンの利用明細が郵送で自宅に送られ家族にバレた

これも利用明細を紙ベースでなく、パソコンやスマホからその金融機関の公式サイトで確認できる方法に変えるだけで防げます。

このようなサービスをしている金融機関でカードローンの申し込みを検討して下さい。

カードローンの返済を口座振替にして通帳履歴を家族に見られてバレた

口座振替のイメージ

このようなケースは学生が自宅で家族と同居している場合に起こります。

自分の通帳はいつも携帯するとか、家族に分からない場所に保管するとかで管理を徹底して下さい。

また家族とパソコンを共同使用している場合はカードローンの申し込み・利用を自宅のパソコン履歴からバレルこともあります。

使った後は使用履歴を消去しておくなどの処理も必要です。

学生でも無利息サービスやポイントサービスを利用できる?

学生でもカードローンの申し込みを受け付けてくれる金融機関なら社会人同様、無利息サービスやポイントサービスは受けられます。
無利息サービスで人気なのはSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)やアコムの30日間無利息サービスです。

対象は新規利用者に限られますが、30日間も無利息期間があるので大変お得です。

プロミスの利用が初めてなら30日間無利息

ただし、プロミスの無利息サービス利用の場合は、カードローン申し込み時にメールアドレスの登録と、WEB明細利用の登録が必要であり、アコムも返済期日を「35日ごと」にする必要があるので無利息サービスの適用条件の確認は忘れずにしておきましょう。

また新生銀行のレイクでは二つのタイプの無利息サービスが利用できます。

【1】契約極度額200万以内で初めての利用の場合、借入額5万円まで180日間無利息
【2】初めての借り入れで30日間無利息

のどちらかを利用できます。

またポイントサービスに関しては、楽天スーパーローンがおすすめです。カードローンを申し込みしたり利用したりする毎にスーパーポイントがもらえ楽天グループ内での各種サービスや商品購入に使えます。

楽天スーパーローンの開設には楽天銀行口座の開設は必須事項ではありませんが、開設しておくと即時の振込キャッシングや返済に口座振替を使えたりと色々と便利です。

人気のクレジットカード「楽天カード」とあわせて持っておくのも便利そうですね。

カードローンの利用は就職活動に影響する?

これはケースバイケースとなりますが、特にカードローンを通常使用している範囲では就職活動に特に影響することはありません。
むしろ、社会人になってからもそのカードローンを継続して利用できますから大変便利です。

問題はカードローンリテラシーが低くて過剰使用から学生の間に多重債務者になってしまっている場合です。
この場合には金融機関からの督促で心労が重なって勉学がおろそかになり、あるいはその対応に追われて就職活動が十分できなくなります。

さらに自己破産した時にはその事実が官報に氏名・住所とともに載せられますので最終的に就職活動に影響しないとは言い切れません。
くれぐれもカードローンの利用は返済可能な範囲に留めておいてください。

まとめ

学生がカードローンを借ろうとする時の方法と注意点について述べてきましたがいかがでしたか?

カードローンはきちんとした情報とリテラシーを持って使えば金銭面でゆとりができ大いに学生生活に役立ってくれると思います。

一方たとえ利用極度額が小さい学生用のカードローンと言っても借金です。

それを自覚して約定返済日をきちんと守って返済し、賢くカードローンを利用して健全な学生生活を送ってもらいたいと考えます。

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