カードローンの金利って?金利の仕組みを知ってお得に借りる

更新日:2018/01/09
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カードローンを利用していると、「金利」「実質年率」「利息」「借入利率」など、似たような意味の異なる言葉がたくさんでてきて戸惑っていまいますよね。
このような専門用語を克服して、金利の仕組みを正しく理解することで、より効率よくカードローンを利用することができます。

例えば、実質年率といえば「4.0%~15.0%」などと表現されますが、この数字の幅の意味はご存知でしょうか。
このような金利の根本を理解することは、各カードローンを比較する際に役立てることができます。

金利の概要

金融機関から借りたお金を「元金」といいますが、カードローンの返済の際には、この元金に利息を上乗せした額を支払わなければなりません。
この利息は、いわばお金の賃貸料のことで、金融機関の儲けになります。
この利息の計算に使用されるのが「金利」です。

金利とは1年のうちにかかる利息の割合のことを言い、「実質年率○%~○%」という形で表記されます。
基本的に大手カードローンでは、保証料などはかかりませんが、一部のカードローンには保証料がかかることがあります。
実質年率とは、この保証料などの諸経費と利息を足した年率のことです。

基本的に利息の支払いは、元金の返済と併せて行います。
利息は元金の返済と併せて支払われるので、返済日に10,000円返済した場合、その10,000円の中には元金と利息が含まれます。
この「元金」と「利息」を併せたお金のことを、「元利」と呼びます。

そして、カードローン返済の際には、この元利と合わせて、ATM利用手数料などの返済方法に応じた返済手数料がかかります。
カードローンを借りる際には、この「元金」「利息」「元利」という言葉が頻繁に出てくるので、覚えておきましょう。

カードローンの金利は日割計算

カードローンの金利は日割計算で算出されます。日割なので、利用日数がかさめばかさむほど、1日ずつ利息が増えていきます。
カードローンの返済は、基本的に毎月1回ずつ返済する「約定返済」です。

しかし、毎月1回ずつしか返済しないのでは、返済までに日数が多くかかってしまい、その分利息がかさむため、返済総額が膨らんでしまいます。
ですので、カードローンの返済では、利用者の任意でいつでも好きなだけ返済できる「繰上返済」を併用して、総返済回数を1回でも短く抑えることがおすすめです。

なお、カードローンの金利は日割計算なので、一括返済できるだけのまとまったお金が手に入った場合には、1日でも早く返済手続きを終えられたほうが利息総額が少なく済みます。

金利は利用限度額が多いほどに低くなる

先ほどカードローンの金利の表示には、「実質年率○%~○%」という書き方が利用されるとご紹介しました。
このように、金利には「下限金利」と「上限金利」があります。

カードローンの金利では、利用限度額が多ければ多いほどに下限金利に近づいていきます。
初回契約時には利用限度額は低めになる可能性が高いため、各金融機関の定める「上限金利」が適用されると認識しておきましょう。
つまり、カードローンの金利を比較する際には、下限金利ではなく上限金利で比較することを意識しなくてはなりません。
また、元金に何パーセントの金利がかかるのかは、各カードローンごとに独自に設定されています。

*(例)三井住友銀行カードローンの金利

利用限度額 借入利率(実質年率)
100万円以下 12.0%~14.5%
100万円超200万円以下 10.0%~12.0%
200万円超300万円以下 8.0%~10.0%
300万円超400万円以下 7.0%~8.0%
400万円超500万円以下 6.0%~7.0%
500万円超600万円以下 5.0%~6.0%
600万円超700万円以下 4.5%~5.0%
700万円超800万円以下 4.0%~4.5%

※2016年9月6日現在

例えばこの表は三井住友銀行カードローンの借入利率の表になります。
借入利率とは、金利と同じ意味で使用される言葉です。
カードローンの商品概要説明書には、多くの場合「金利」ではなく「借入利率」という表記が見られるので理解しておきましょう。

三井住友銀行カードローンの金利は「実質年率4.0%~14.5%」です。
上記の三井住友銀行カードローンの表は、利用限度額に応じて、実際に何パーセントの金利が発生するのかを表しています。
このように、他社のカードローンでも同じく、利用限度額の応じた金利の割合が設定されています。

ただし、表をご覧頂ければお分かりの通り、それぞれの利用限度額の範囲内にも、金利には微妙に幅が設けられています。
三井住友銀行カードローンの場合、「利用限度額100万円以下」の時の借入利率は「実質年率12.0%~14.5%」となっていますね。
この金利幅のうち、実際に何パーセントの金利がかけられるのかは、金融機関側が決めます。
ところによっては、利用実績が積みあがっていれば交渉次第で適応金利の引き下げをしてくれる金融機関もあります。

金利は変動する

2016年のゼロ金利政策で、「今、住宅ローンを組めば金利がお得です」ということが口々に言われたことを覚えていらっしゃる方も多いと思います。
このように、金利とは金融情勢に併せて変動していくものです。
もちろん、住宅ローンの金利だけでなく、カードローンの金利に関しても同じです。

これから大手カードローンの金利を一覧でご紹介しますが、金利は「景気」「外国為替」「金融政策」などのあらゆる要因によって上下します。
最も金利の低いカードローンを選んで契約を結んだけれど、数年後に金融情勢が変わり他社の商品のほうが金利が安くなった、などということも有り得ることです。

この理由から、商品概要説明書には実質年率を「情勢により異なる」としか表記していない金融機関や、利用限度額に応じた金利の割合を親切に提示していない金融機関もあります。
ところによっては実質年率の表記と一緒に「新規契約の方が対象となります」と表記している場合もあります。

金利の見直しは、金利情勢の変動とともに行われますが、金融機関によっては定期的に見直しを行っている会社もあります。
例えば新生銀行カードローンレイクの場合、7月と1月の年2回、定期的に金利の見直しを行っています。
金利は急に変わることもあるので、金融機関の公式ホームページで確認されると確実でしょう。

大手カードローンの金利比較

金利はカードローンの商品によってそれぞれ異なります。
一般的には、消費者金融系よりも銀行系のほうが金利が低い傾向にあります。

*大手カードローンの金利一覧

商品名 金利(実質年率)
みずほ銀行カードローン 2.0%~14.0%
三菱東京UFJ銀行カードローン
バンクイック
1.8%~14.6%
新生銀行カードローン
レイク
4.5%~18.0%
三井住友銀行カードローン 4.0%~14.5%
りそな銀行カードローン
プレミアムカードローン
3.5%~12.475%
※住宅ローンと併用で-0.5%
オリックス銀行カードローン 1.7%~17.8%
楽天銀行スーパーローン 1.9%~14.5%
プロミス フリーキャッシング 4.5%~17.8%
アコム 3.0%~18.0%
SMBCモビット 3.0%~18.0%
アイフル 4.5%~18.0%

表の通り、銀行カードローンの金利は下限金利が4.0%台、上限金利が14.0%台が一般的なようです。
その中で、上限金利の低さでいえばりそな銀行の12.475%が目を引きますね。

一方、下限金利の低さでいうと三菱東京UFJ銀行カードローンバンクイックの1.8%が群を抜いて低いです。
先ほど「金利は変動する」とご説明しましたが、三菱東京UFJ銀行カードローンバンクイックの下限金利は、平成28年7月25日に4.6%から1.8%に引き下げられました。
ですので、契約日が平成28年7月25日以降の人にのみ、この下限金利が適応されます。

消費者金融の金利は、平均的に4.0%~18.0%となっています。
銀行カードローンの中でも、新生銀行カードローンレイクやオリックス銀行カードローンの金利は、消費者金融と大差ありません。

銀行は資金力があるので低金利

銀行と消費者金融とで金利に大きな違いがあるのには理由があります。
銀行の場合、預金者が普通預金口座に預けた莫大なお金を資金として持っています。
また、多くの銀行はカードローン事業の他に「住宅ローン」「生命保険」「投資信託」などのサービスも提供しているので、収入源が多いです。
それに対して消費者金融は、ほとんどの企業が専業系で、カードローンの商品しか提供していません。
このように、銀行と消費者金融は資金力が全く異なるので、金利の割合に差があるのです。

また、消費者金融は銀行よりも融資に積極的なので、その分「貸倒リスク」が伴います。
貸倒リスクとは、貸付けたお金が利用者から返ってこないリスクのことを言います。
消費者金融は融資スピードが早い代わりに、金利が高く設定されている側面もあるのです。

金利の計算方法と計算例

金利の概要や大手金融機関カードローンの金利を比較したところで、利息の計算方法についてご説明したいと思います。
利息の計算式は、次の通りです。

*利息の計算式
借入金額×金利÷365日×利用日数=利息

借入金額とは、つまり元金のことですから、利用者の現在の利用残高を当てはめます。
金利の部分には、現在の借入利率を入れてください。
カードローンの金利は日割計算なので、利用日数には初回借入から現在までの日数を当てはめます。

では、実際に数字を当てはめて計算してみましょう。
金利18.0%で、10万円を、30日間借入れたAさんの利息の計算式は、

100,000×0.18÷365×30

となり、これを計算すると、1479.452・・・となりますので小数点を切り捨てて、利息は1,479円と算出されます。

金利14.0%で、5万円を、15日間借入れたBさんの利息の計算式は、

50,000×0.14÷365×15

となるので、こちらも小数点を切り捨てて、利息は287円と算出されます。

返済シミュレーションの利用で利息計算の手間要らず

利息の計算式をご紹介しましたが、これではいちいち手動で電卓を使って計算しなければならないため、作業が面倒です。
返済シミュレーションを利用すれば、「元金」「金利」「利用日数」などを当てはめるだけで利息の計算ができるので簡単です。

返済シミュレーションでは、「利用日数」から利息を算出するだけでなく、毎月の返済額から月々の利息を計算することもできるの非常に便利です。
「○%の金利で、10万円を借入れた場合、毎月1万円ずつ返済するとして利息はいくらになるのか?」といった計算も、返済シミュレーションでは1瞬でできます。
返済シミュレーションは、各金融機関の公式ホームページから利用することが可能ですので、見積もりに、また、返済計画にお役立て下さい。

借換えローンやおまとめローン利用で利息削減

既にカードローンを借りている人が、他社の返済シミュレーションを試しに利用したところ、他社のカードローンを利用したほうが利息総額が少なく済むことが判明する場合があります。
この場合には、カードローンを他社に乗り換える「借換えローン」を利用して利息を削減しましょう。
現在利用しているカードローンと比較して、借換え先のカードローンの方が金利が低い場合に、この方法は有効になります。

先ほどご紹介した大手カードローンの金利一覧で比べる限り、最も金利の低いカードローンは、りそな銀行のプレミアムカードローンです。
しかし、信販会社の「三井住友カードゴールドローン(実質年率3.5%~9.8%)」や、インターネット銀行の「住信SBIネット銀行 MR.カードローン(実質年率1.89%~7.99%)」など、大手以外のカードローンでも金利の低いカードローンがたくさんあります。
大手カードローンを利用しているけど、返済が中々終わらないという場合には、このような低金利のカードローンに借換えされることをおすすめします。

また、複数のカードローンを同時に利用している場合には、借入を金利の低いカードローン会社に一本化したほうが、返済総額を低く抑えることができる場合もあります。
この、複数の借入を一つのカードローンに一本化するローンは「おまとめローン」と呼ばれます。
借換えローンに対して、おまとめローンは返済専用の低金利なローンになります。
追加借入の予定がなければ、おまとめローンの利用もよいでしょう。

まとめ

金利について、ご理解いただけたでしょうか。
面倒な利息の計算も、各カードローン会社の返済シミュレーションを使えば手軽にスピーディに済ませることができます。

カードローンでは利用限度額が上がるにつれて金利の実質年率が下がっていきます。
同じカードローンを長く利用していれば、増額審査を経て、利用限度額も徐々に上げることができるので、連動して金利も下がっていくのです。
カードローンの利用限度額が10万円の人が10万円借りるよりも、100万円超の人が10万円借りた場合のほうが、利息が少なく済ませられます。

また、一部カードローンでは初回利用者に対し利息が0円になる無利息サービスを提供しています。
このサービスを利用すれば、一定の期間、金利がかからないのでとてもお得にお金を借りることができます。
金利の仕組みについて正しく理解することで、より快適にカードローンを利用しましょう。

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