信販会社とクレジットカード会社の違いとは

更新日:2017/10/04
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皆さんは、信販会社とクレジットカード会社の違いってご存知ですか??

実は、私たち利用者から見れば信販会社とクレジットカード会社はほとんど同じなのです。
私は以前、微力ながら某信販会社(以下X社)で働いており、お客様からよく「信販会社とクレジットカード会社って何が違うの?」と聞かれたものでした。

ほとんど同じ信販会社とクレジットカード会社ですが、あえて違いを言うなら何があげられるでしょうか?
難しいことはナシにして今回は、信販会社とクレジットカード会社の違いについてお話したいと思います。

信販会社とクレジットカード会社それぞれの違いは何か

早速ですが「信販会社」と「クレジットカード会社」の違いについてご説明します。

信販会社とは

まず、信販会社とは、割賦販売(分割払い)による商品売買で、販売業者への代金立て替え払いと、購入者からの分割払いによる集金を主に業務とする会社です。

もう少し弁護士のように難しく言うのであれば、信販会社は商品の分割払い一括払いの後払い(掛売り)などの「信用販売」を主な業務としており、信販会社は割賦販売法第31条に定める「登録割賦購入あっせん業者」に該当します。
信販会社の「信販」とは、「信用販売」の略というわけです。

クレジットカードによる商品の購入もこの信用販売の一部となります。

クレジットカード会社とは

クレジットカードとは、商品やサービスを先に受取り、後払いが出来るカードということになるので、カードを発行できる会社がクレジットカード会社になります。
あえて信販会社との違いをいうのなら、

・カードを発行するかしないか
・審査の厳しさ
・利益形態
でしょうか。

1つずつ見ていきましょう。

クレジットカードがあるorないの違い

信販会社の場合

信販会社では、基本、クレジットカードの発行はしません。
そのため、ローンを申し込む際、その都度、審査が必要になります。

しかし、大手信販会社のジャックスやオリコもクレジットカードを発行するので、信販会社もクレジットカード会社のくくりの1つと言うこともできます。

信販会社とクレジットカードの違い

クレジットカード会社の場合

クレジットカード会社は消費者信用をもとにクレジットカードを発行します。
流れとしては下記の通りです。

【1】消費者(カード利用者)は、商品をクレジットカードで購入します。
  ↓ ↓ ↓
【2】クレジットカード会社は、消費者の購入代金をお店(加盟販売店)に立替払いします。
  ↓ ↓ ↓
【3】そして、クレジットカード発行時に消費者が指定した自分の銀行口座から、商品購入代金が引き落としされます。

以上がクレジットカード利用の流れです。

クレジットカードの「ショッピング」と「キャッシング」機能

クレジットカードには「ショッピング」と「キャッシング」の機能があるのがほとんど。
「ショッピング」については、先ほどお話したクレジットカードの流れと同様で、自分が持っているクレジットカードの加盟店で商品を購入することができる機能です。

「キャッシング」とはお金(現金)を借りることができる機能です。

クレジットカードを使ってキャッシングほとんどのクレジットカードにはキャッシング機能がついており、クレジットカード会社の提携先ATMで借りることができます。

お金が急に必要になった時などに、すぐにお金を用意することができるのがキャッシングのメリットです。

ただし、ショッピングクレジットに比べ、キャッシングの金利が高くなるというデメリットやキャッシング機能に抵抗がある人も少なくありません。

また、キャッシングにどうしても抵抗がある人については、キャッシング枠を0円にすることもできます。詳しくはお手持ちのクレジットカード会社に問い合わせてみてください。

利用者に合わせたクレジットカード選びを

クレジットカードを発行する場合は、カードの種類や系統によってポイント還元など特徴があるので利用者に合ったカード選びも重要になってきます。
実は、クレジットカードには下記のような系統があります。

  • 流通系カード(セゾンカード・イオンカード・セブンカードなど)
  • 銀行系カード(三井住友カード・三菱UFJニコスカードなど)
  • メーカー系カード(トヨタファイナンス・ソニーファイナンス・JALカードなど)
  • 消費者金融系カード(アコムなど)
  • 交通系カード(ANAカード・ビュースイカカード・JALカードなど)

表の通りクレジットカードにはさまざまな種類があり、あなたの目的に合わせてクレジットカードを使い分けることで、お得にポイントを貯められたり、カード会社独自のサービスが受けられたりします。

試しにイオンカードとビュー・スイカカードの特徴を見てみましょう。
イオンカードはイオングループを多く利用する人にとってお得なサービスが、ビュー・スイカカードは公共交通機関を多く利用する人にとってお得なサービスが、それぞれ備わっていますね。

目的に応じて使い分けるのがクレジットカードの賢い使い方です。

イオンカード(WAONカード一体型)の場合

イオン銀行普通預金利、年0.1パーセント上乗せ
イオングループ対象店舗ならポイントがいつでも2倍
お客様感謝デーはお買い物代金が5%OFF

さらにこのカード1枚でキャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの機能がついているので、財布も支払いもスマートに!

イオンカードにはクレジット・キャッシュ・電子マネー機能がある

ライフカードの場合

誕生月の利用は通常のポイント3倍
最短3営業日でのスピードカード発行
利用額に応じて還元率UPのステージ制度

大手金融機関のアイフルグループから発行されているクレジットカードとだけあり、利用限度額は最大200万円までとゆとり枠が魅力。EdyやSuica、nanacoといった電子マネーのチャージにも使えて利便性の高いクレジットカードです。
特に注目しておきたいのは誕生月のポイント3倍で、この1ヶ月のためにカード発行をしておくこともおすすめです。

ビュー・スイカカードの場合

オートチャージ利用でポイント3倍
定期券・きっぷ購入でポイント3倍
貯まったポイントはスイカ(電子マネー)に交換できるから、電車やコンビニでも使える

自動改札機にタッチするだけでオートチャージができる便利さとポイントが貯まりやすいところが1番の魅力。さらに貯まったポイントは電子マネーや商品券、クーポンやオリジナルグッズなど交換できる商品が多いのもうれしいですよね。

上記以外にもクレジットカード会社によって様々なサービスや特典があります。
他社と比較しながら、自分にとってお得になるクレジットカードを選びましょう。

審査の厳しさの違い

信販会社やクレジットカード会社の審査の厳しさについては、申込者の属性や申込み金額、利用会社などによって細かくは異なりますが、抑えておくべきポイントは決まっています。

クレジットカード審査では、申込書の内容をもとに、年齢、勤務先、年収に虚偽がないこと、個人の信用情報に問題がないか、などが判断されます。

ただ、クレジットカード審査には全社で一定の基準があるものの、信販会社やクレジットカード会社の利益形態によって審査の厳しさに違いがあると言われています。

例えば信販会社で言うと、契約者にお金を貸して分割で払ってもらい、その利子が会社の利益になるので、シッカリ返済してもらわないと成り立たない…ということから審査が厳しくなるといわれているのです。

私は以前某信販会社X社に勤めていたとお話しました。私は、実際に審査をしていたわけではないのですが、審査に必要なCICの照会や与信の入力などわりと審査に近い業務に関わっていましたので、X社においての審査内容についてのおおまかな流れは把握していました。
それをふまえて違いをみていきましょう。

信販会社の場合

大手信販会社のローン申込みの審査については、日々大量の申込がくるため、機械を通し、点数で申込者の審査していくというのを記事で見たことがあります。

いわゆるカードローン審査などでも使われるスコアリングシステムのことでしょう。

私が勤務していたX社に関しては、ジャックスやオリコのような大手とは違い小さい信販会社でしたので、ローン申込みの審査についてもFAXが送られてきて、審査担当者が1つ1つ審査の確認や判断をしていました。
なので、繁忙期になれば審査担当者も、もうてんてこまい状態です。

しかし、X社においては、普通に仕事している人で年齢や勤務先、収入などの個人情報に問題もなく延滞などしたことがない人であれば、それほど審査は厳しくない印象がありました。
もしかすると、審査が柔軟な分、手数料が他社と比べて高いのかもしれません。

また、補足にはなりますが、信販会社が発行するカードローンの中には実はメガバンクのカードローンよりも低金利で借りれるものもあるので、消費者金融や銀行と並べて検討する価値があります。

ただし、銀行ほどではないにしてもシッカリと審査を行われることに違いはありません。

クレジットカード会社の場合

ではクレジットカード会社はどうでしょうか。
クレジットカード会社にも色々な系統があるとお話しましたが、とくに流通系のクレジット会社のイオンカード、セブンカードなどは、利便性の良さからクレジットカードを発行しているのでクレジットカード申込みの審査においては比較的にゆるい傾向にあるといいます。

利益形態の違い

先ほども少しお話しましたが、クレジットカード会社と信販会社の利益形態が異なってきます。違いについては下記のとおりです。

信販会社 分割払いによる手数料の利益を主としており、販売店(加盟店)からの手数料の利益もあります。
クレジットカード会社 販売店(加盟店)の手数料による利益を得ています。
VISA、MasterCardなど国際ブランドによっても手数料が異なるようです。
さらにはキャッシング、カードローン、リボなどの分割手数料も大きな利益をもたらしています。
リボ払いのメリット・デメリット

リボ払いとは、クレジットカードやカードローンによる支払方法のひとつで、支払い残高に応じて毎月の月々あらかじめ決められた額をクレジットカード会社やカードローン会社に支払う方法です。

リボ払いを利用することで、月々の支払いが一定になり無理なく計画的に返済ができることや家計が管理しやすいというメリットもあります。

リボ払いは月々の返済額が一定

しかし、返済期間が長引き、利息の額が大きくなるというデメリットもあるので、利用する前は、カード会社のリボ払いの仕組みをきちんと理解しておく必要があります。

国際ブランドのクレジットカードなら海外でも利用できる

国際ブランド言われるVISAやMaster Cardのクレジットカードなら、海外で利用することができます。
海外で使える加盟店が多く、さらには海外旅行中の病気やケガを補償する、海外旅行障害保険が付帯できるという便利なクレジットカードもあるのです。

まとめ

信販会社とクレジットカード会社の違いについてお分かりいただけたでしょうか。
文頭でもお話しましたが、利用者の便利さからいって、信販会社もクレジットカード会社もほとんど違いはありません。

ローンを申込みたいけれど、カードは作りたくないという人は信販会社を、カードを1枚持っておきたい、利用してお得に買い物したい人はクレジットカード会社を選ばれると良いでしょう。

また、クレジットカードについては、クレジットカードの種類や特徴があるので、利用者のニーズに合ったものを選べば、ポイントの還元率が多くなったり、付帯サービスが受けられたり…などなどメリットも多く便利です。

あとキャッシングとして今後お金を借りる可能性があるのであればクレジットカードよりもカードローンの方が金利的にも低くて借りやすいので検討してみてみる余地はあります。

もし、今後ローンやクレジットカードを申込みをされる際はご参考にしていただけると幸いです。

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